パソコン修理サービス神戸三宮店です。
突然ですが、皆さんは普段使っているお仕事用のメールアドレスや、ご自身のウェブサイトのドメイン宛に、以下のような謎の英語メールが毎日届くようになって驚いた経験はありませんか?
件名:Report domain: XXXXXXXX.jp Submitter: google.com Report-ID: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

当店でも、上記のようなメールが頻繁に届いています。
今回は、この謎の英語メールの正体と、添付ファイルを開いてしまっても大丈夫なのか、そしてどのように対処すればいいのかを、パソコンとネットワーク設定のプロである神戸三宮店が分かりやすく解説します!
「Report domain: ~ Submitter: google.com」のメールの正体とは?
ウイルスやスパムメールではありません!安心してください
まず一番にお伝えしたいのは、このメールは悪質なスパムメールやウイルスメール、フィッシング詐欺の類ではないということです。
パスワードを盗もうとしたり、添付ファイルを開くことでパソコンがウイルスに感染したりするものではありませんので、ご安心ください。
正体はGoogleからの「DMARC(ディーマーク)レポート」
このメールの正体は、Google(またはYahooやMicrosoftなどのメールサービス提供者)から、あなたのドメイン(ウェブサイトのアドレスや、メールアドレスの@以降の部分、今回の例では XXXXXXXX.jp)の管理者宛てに自動的に送られてきた「DMARC(ディーマーク)レポート」というシステムの通知メールです。
DMARCとは、簡単に言うと「あなたのドメインを勝手に名乗って、迷惑メール(なりすましメール)を送っている悪い奴がいないか」を監視し、防ぐためのセキュリティルールのことです。
このルールを設定していると、
「あなたのドメインの名前を使って、これくらいの数のメールがGoogle宛に送られてきましたよ。そのうち正規のメールが〇件で、なりすましだと判定された不正なメールが〇件でしたよ」という報告書(レポート)が自動で送られてくるようになります。
この定期報告書こそが、今回届いた謎のメールなのです。
なぜ、今まで来ていなかったのに急に届くようになったの?
2024年の「Gmailセキュリティガイドライン」の強化が影響
「自分でそんな難しいセキュリティ設定をした覚えはないのに、なぜ急に届き始めたの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
これには、Googleが最近実施したセキュリティの大幅な強化が関係しています。
2024年以降、Google(Gmail)は迷惑メールを撲滅するために、「独自ドメイン(自分専用のメールアドレス)からGmail宛にメールを送る人は、SPF、DKIM、そしてDMARCという3つのセキュリティ設定を必ずしてください。そうしないと、メールをエラーにして弾きます」という非常に厳しいルールを設定しました。
レンタルサーバー会社が自動で設定してくれたケースが多い
このGoogleの厳しいルールに対応するため、エックスサーバーやさくらインターネット、ロリポップなど、国内の多くのレンタルサーバー会社が、利用者のメールが突然Gmailに届かなくなるのを防ぐために「DMARCの設定を自動的に(またはボタン一つで)有効化する」というアップデートを行いました。
その際、レポートの送信先(ruaと呼ばれる宛先)として、あなたのメールアドレスが自動的に登録された結果、「ある日突然、Googleから意味不明な英語のレポートメールが毎日届くようになった」という現象が起きているのです。
メールに添付されている「ZIPファイル(圧縮ファイル)」の扱いは?
開けてもパソコンが壊れることはありませんが……
このメールには、必ずと言っていいほど「.zip」や「.gz」といった拡張子の圧縮ファイルが添付されています。
通常、見知らぬ英語メールの添付ファイルは「絶対に開いてはいけない」というのが鉄則ですが、今回のDMARCレポートに限っては、Googleのサーバーから自動生成されて送信されている無害なデータファイルですので、開いてしまってもパソコンが壊れたり、ウイルスに感染したりすることはありません。
中身は「XML形式」の暗号のようなデータ(人間が読むものではない)
しかし、いざ解凍して中身(XMLファイル)を開いてみても、そこには英数字やプログラムのタグ(<record>や<source_ip>など)がズラズラと並んでいるだけで、一般の方が読んでも何が書いてあるのか全く理解できないはずです。
このファイルは、人間が直接読んで内容を理解するためのものではなく、「DMARC解析ツール」や「専用のサービス」に読み込ませて、グラフなどに変換して分析するための機械用のデータなのです。
そのため、無理に開いて内容を解読しようとする必要はありません。
このメールが届いたらどう対処すべき?3つのパターン
それでは、この毎日のように届く英語メールに対して、私たちはどう対処すればよいのでしょうか。
ご自身の状況に合わせて3つのパターンをご紹介します。
パターン1:一般の方、小規模な事業者様(基本は「放置」でOK)
ご自身で小さなウェブサイトやブログを運営しているだけの方や、数人で仕事用のメールを使っているだけの小規模事業者様であれば、「基本的には放置(無視)して、ゴミ箱に入れてしまって問題ありません」。
レポートが届いているということは、「なりすましを防ぐDMARCのセキュリティ設定自体は正常に機能している」という証拠でもあります。
メールが届くこと自体が正常な動作の証ですので、無理に中身を確認しなくても、実務に悪影響が出ることはありません。
パターン2:毎日メールが届いて鬱陶しいので「止めたい」場合
「毎日毎日、外国語のメールが何通も届いて、大事な仕事のメールが埋もれてしまうから鬱陶しい!」という場合は、メールソフト(OutlookやThunderbird、Gmailなど)の機能を使って、「特定の件名のメールを自動的に専用のフォルダに振り分ける」か、「自動で既読にしてゴミ箱に入れる」設定(フィルタリング設定)を行うのが最も手軽でおすすめです。
または、レンタルサーバーの管理画面にログインし、DNSレコード設定から「レポートの送信先(rua=mailto:~の部分)」の記述を削除することで、レポートの配信自体を根本から止めることも可能です。
ただし、サーバーのDNS設定を誤って1文字でも書き間違えてしまうと、ウェブサイトが見られなくなったり、メールの送受信が一切できなくなったりする危険性があるため、ご自身で操作する場合は細心の注意が必要です。
パターン3:企業の情報システム担当者・セキュリティ管理者の場合
中規模~大規模な企業のドメインを管理している場合は、放置するのはお勧めしません。自社のドメインが悪用されて、取引先に迷惑メールが大量に送られていないかを監視・検知する絶好のデータだからです。
添付のXMLファイルを、「DMARCレポート解析サービス」にインポートし、どこから不正なメールが送信されているのか、自社の正規のメールサーバーが間違ってブロックされていないかを確認・分析する運用体制を整えましょう。
メール設定やDNSの変更が不安な時は、神戸三宮店へお任せを!
今回は、突然届く「Report domain: XXXXXXXX.jp Submitter: google.com Report-ID: XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX」というDMARCレポートメールの正体について解説いたしました。
ウイルスではないと分かってホッとした方も多いのではないでしょうか。
「迷惑メールではないと分かったけれど、自動振り分けの設定方法が分からない」
「レポートの配信を止めたいけれど、サーバーの管理画面を触ってパソコンがおかしくなるのが怖い」
「Googleのセキュリティ強化にきちんと対応できているか、うちのお店のメール設定をプロにチェックしてほしい」
そのようなお悩みをお持ちでしたら、一人で抱え込まずにぜひパソコン修理サービス神戸三宮店にご相談ください!
当店では、パソコン本体の物理的な修理(画面割れ、キーボード故障、バッテリー交換、SSD載せ替えなど)はもちろんのこと、こうしたメールソフトの設定トラブルや、インターネット・ネットワークに関する複雑な設定サポートも幅広く承っております。
神戸三宮駅から歩いてすぐのアクセス良好な店舗ですので、お仕事帰りやお買い物ついでにお気軽にお立ち寄りいただけます。
お客様の快適で安全なパソコン・ビジネス環境を、当店自慢の熟練スタッフが全力でサポートいたします。
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