ファイルコピー時に「CRCエラー」が出て進まない!原因と安全なデータの救出法

PCトラブル

パソコン修理サービス神戸三宮店です。

大切な写真データや仕事の書類を別の外付けHDDやUSBメモリにバックアップしようとファイルをドラッグした瞬間、あるいは大容量の動画データを移動している最中に、突如として画面にこんな不穏なエラーメッセージが表示された経験はありませんか?

「循環冗長検査 (CRC) エラーです」

「ファイルをコピーできません。巡回冗長検査 (CRC) エラーです。」

「CRCエラー」と言われても、普段パソコンを触っていて聞き慣れない言葉だけに、どう対処していいかパニックになってしまいますよね。

「OK」ボタンを押してもコピーは中断され、何度も同じエラーが出てファイルにアクセスすらできなくなってしまう……。

結論から申し上げますと、このCRCエラーは、保存先のストレージ(HDDやSSD、USBメモリ)が寿命や物理的なダメージによって「致命的な故障(読み込み不良)」を起こしているサインであるケースが極めて高いです。

今回は、ハードウェアの修復や重度なデータ復旧を日々手掛けるプロの視点から、CRCエラーの正体と発生する理由、そしてエラーが出た時に絶対にやってはいけない「NG行動」、さらに失いたくない大切なデータを安全に救出するための手順について徹底解説いたします!

そもそも「CRCエラー(巡回冗長検査エラー)」とは何か?

「CRC」とは「Cyclic Redundancy Check(巡回冗長検査)」の略称です。

これは、コンピュータネットワークやストレージ(記憶装置)の間でデータをやり取りする際、「データが途中で破損したり、化けたりしていないか」をチェックするためのエラー検出の仕組みです。

なぜCRCエラーが発生するのか?

パソコンがファイルをコピーしようとハードディスク(HDD)やSSDの内部を読みに行った際、記録されているはずのデータが磁気情報の劣化や傷、あるいは不良セクタ(読み書きができない壊れた領域)によって正しく読み取れなかったとします。

このとき、パソコン側が「読み込んだデータが、本来あるべき正しいデータと一致しない(破損している)」と検知した瞬間に、「これ以上データを誤って書き換えないため、安全装置として処理を強制停止します!」と発動するのが、このCRCエラーの正体です。

つまり、CRCエラーが出るということは、そのファイルが存在している付近のストレージの記録面が、すでに物理的なダメージを受けている証拠なのです。

【最重要】CRCエラーが出た時に「絶対にやってはいけない」NG行動

お客様がCRCエラーに直面した際、焦って間違った対処をしてしまい、結果的にデータを完全に破壊してしまうケースが後を絶ちません。

以下の行動は絶対に避けてください。

エラーを無視して「何度もコピーや修復を繰り返す」

「何度かやり直せばコピーできるかも」と、エラーが出るたびに何十回もコピーを試したり、Windowsの標準機能である「エラーチェック(chkdsk /f /rなど)」をいきなり実行したりするのは厳禁です。

寿命を迎えて弱っているHDDに対して無理な読み込み負荷をかけ続けると、ヘッド(針)が暴走してプラッタ(磁気ディスクの円盤)を物理的に削り、「軽度だった故障が、二度とデータが取り出せない重度の物理障害(スクラッチ)」へと一瞬で悪化します。

市販の強力な修復ソフトや診断ツールを安易にかける

ネットで見つけたフリーのディスク修復ソフトなどを自己判断でインストールし、壊れかけたドライブに対して全域スキャンや修復を行わせるのも危険です。

修復を試みる過程で、まだ救出可能だったファイルの上書きや破壊が進んでしまうことがあります。

CRCエラーの原因となる主なトラブル

なぜストレージはこのようなエラーを起こしてしまうのでしょうか。主な原因は以下の通りです。

ストレージ(HDD/SSD)の経年劣化・寿命

ハードディスク(HDD)の内部には、プラッタという磁気ディスクが超高速で回転しており、磁気ヘッドがギリギリの隙間を浮遊してデータを読み書きしています。

一般的にHDDの寿命は3年〜5年と言われており、長年使用しているうちに機械的な摩耗や劣化によって不良セクタ(セクタ不良)が発生します。

動作中の衝撃や振動・突然の電源断

外付けHDDを繋いだまま机の上でグラッと揺らしてしまったり、アクセスランプが激しく点滅している最中にUSBケーブルを引っこ抜いたり、突然の停電で電源が落ちたりすると、磁気ヘッドがディスクの表面を傷つけてしまい、一発でCRCエラーを引き起こす原因になります。

接続ケーブルやUSBポートの接触不良・電力不足

意外と多いのが、ストレージ本体ではなく、パソコンと繋いでいる「USBケーブルの断線」や「ハブの電力不足」が原因でデータ転送が不安定になり、CRCエラーとして誤検知されているケースです。

データを救出するために、ご自身で試せる安全な確認手順

「どうしても中に保存されている写真や仕事のデータを取り出したい!」という場合、ストレージにこれ以上無駄な負荷をかけないことを大前提として、以下の安全な切り分けを行いましょう。

別のUSBポート、または別のパソコンに繋ぎ替えてみる

もし外付けHDDやUSBメモリでエラーが出ている場合、まずはパソコンの別のUSBポート(できればデスクトップPCの背面のポートなど、マザーボードに直結している場所)に挿し直してみてください。

また、もしご家族のパソコンや別の端末があれば、そちらに接続して同じエラーが出るか確認します。

もし別のパソコンでは何事もなくスッとコピーができた場合は、元のパソコン側のUSBドライバや電力供給の問題だったと判明します。

コピーする単位を「ファイル単位」に小さくする

フォルダごとまとめて数ギガバイトのデータをコピーしようとすると、その中に1つでも壊れたファイル(不良セクタ上のファイル)が含まれているだけで、フォルダ全体のコピーが失敗してエラーで止まります。

もし可能であれば、フォルダの中身を細かく分割し、「この写真1枚だけならコピーできる」「このファイルだけCRCエラーになる」というように、壊れている原因のファイルをピンポイントで特定してください。

壊れていない他の重要なデータだけでも、エラーが出るファイルを避けて早めに別の安全な場所へ退避させることが最優先です。

自力での救出が困難な時、そして根本的な解決は「神戸三宮店」へ!

上記の切り分けを行っても、どのファイルを開こうとしてもCRCエラーが出てしまい、大切なデータにアクセスできない……。

そんな絶望的な状況に直面したら、それ以上ご自身で通電を続けるのはリスクしかありません。

そんな時は、ぜひパソコン修理サービス神戸三宮店にお任せください!

神戸三宮店が提供するプロのサポートと解決策

  1. データ最優先の安全な救出(データ復旧サービス)
    当店のエンジニアは、CRCエラーを吐き出すような弱ったストレージに対して、専用の高度なクローン作成ツールを使用し、極力ドライブに負担をかけない特殊なアルゴリズムで、可能な限り多くの生データを安全に救出いたします。
  2. 故障したハードディスク・SSDの交換修理
    エラーの原因となっている壊れたパーツ(内蔵HDDや外付けSSD)を新品の高速なSSDへと換装し、Windowsのシステム環境や各種データを正常な状態に再構築いたします。
  3. 信頼性の高いパーツへの換装と予防保守
    二度と同じトラブルで悩まされないよう、耐久性の高いメーカー製パーツの選定や、定期的なバックアップ環境の構築アドバイスまでトータルでサポートいたします。

「このエラーが出たらもう二度とデータは戻らないの?」と諦めてしまう前に、まずはプロの技術を頼ってみてください。

神戸三宮の各線駅からアクセス抜群の店舗にて、経験豊富なエンジニアが皆様の大切なデータとパソコンをお守りいたします。

CRCエラーやストレージの不調でお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください!

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