【コラム】最近のPCウイルスの動向について解説

PCトラブル

パソコン修理サービス神戸三宮店です。

パソコンを使用する上で、常に付きまとってくるのが「コンピュータウイルス(マルウェア)」の脅威です。

当店にも「突然画面に変な警告が出た」「ファイルが開けなくなった」といったご相談が寄せられることがあります。

昔のウイルスといえば、画面にイタズラ書きを表示させたり、勝手にCDドライブを開閉させたりといった「自己顕示欲を満たすための愉快犯」が主流でした。

しかし、最近のPCウイルスの動向は全く異なります。
現在のウイルスは、明確に「金銭を奪うこと」を目的とした、組織的かつ高度なビジネス(サイバー犯罪)へと変貌を遂げています。

今回は、そんな最新のウイルス事情の中から、ネット上でまことしやかに囁かれている「ある噂の真相」と、猛威を振るう「ランサムウェア」の真実について、パソコン修理のプロの視点から徹底解説いたします。

「PCの設定をロシア語にするとウイルスが動かない」って本当?

インターネット上の掲示板やSNSで、たまにこんな噂を目にすることがあります。

「パソコンの言語設定やキーボード設定を『ロシア語』にしておけば、ウイルスに感染しても発動しないらしいよ」

一見すると都市伝説や冗談のように聞こえるこの噂ですが、実はITセキュリティの観点から見ると「半分本当で、半分は絶対に真似してはいけない危険な勘違い」です。

なぜそんな噂が広まったのか?(噂の背景)

この噂の背景には、近年のサイバー犯罪組織の拠点に関する事情が絡んでいます。

世界中で猛威を振るう悪質なウイルス(特にランサムウェアなど)を開発している犯罪グループの多くは、ロシアや旧ソ連の独立国家共同体(CIS)諸国に拠点を置いていると言われています。

彼らには、犯罪を行う上で「自分たちの居住国の警察や治安機関(FSBなど)を怒らせない」という暗黙のルールがあります。

自国の企業や国民を標的にしなければ、現地の警察も積極的に捜査や摘発に動かない傾向があるためです。

そのため、彼らが作成するウイルスのプログラム内部には、「感染したパソコンのシステム言語設定やキーボードの配列が、ロシア語(またはウクライナ語やベラルーシ語などCIS諸国の言語)であるかをチェックし、該当する場合は活動を停止して自壊する」というコードが意図的に組み込まれていることが多いのです。

この専門的な事実が切り取られてネット上で拡散し、「ロシア語設定にすればウイルスが動かない」という噂に発展しました。

絶対に安全とは言えません(真似は厳禁!)

「じゃあ、自分のパソコンもロシア語設定にしよう!」と考えるのは非常に危険かつ無意味です。

理由は以下の通りです。

  1. すべてのウイルスを防げるわけではない
    世界中に存在するウイルスが、すべてロシア系の組織によって作られているわけではありません。中国、北朝鮮、その他各国のハッカー集団が作成したウイルスには、そのような「ロシア語回避機能」は搭載されておらず、あっさりと感染してしまいます。
  2. パソコンがまともに使えなくなる
    システム言語やキーボード配列をロシア語に変更してしまうと、メニュー画面や警告文がキリル文字になり、日本人にとっては操作が極めて困難になります。
    日本語入力にも支障が出ます。
  3. セキュリティの根本的な解決にならない
    「ロシア語にしているから大丈夫」という油断から、怪しいリンクを踏んだり、セキュリティソフトの更新を怠ったりすることで、結果的に他の致命的なウイルスに感染するリスクが高まります。

正規のセキュリティソフトを導入し、OSを最新の状態に保つという「対策」に勝るものはありません。

ランサムウェアは「お金払えばデータは回復する」のか?

続いて、現在世界中の企業や個人を最も震え上がらせているウイルス「ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)」について解説します。

ランサムウェアとは?

ランサムウェアに感染すると、パソコン内の写真、仕事の書類、動画など、あらゆる大切なデータが強力な暗号化によって「ロック」されてしまい、一切開くことができなくなります。

そして画面には「あなたのデータを暗号化した。元に戻して(回復して)ほしければ、〇〇時間以内に暗号資産(ビットコインなど)で身代金を支払え」という脅迫文とカウントダウンが表示されます。

お金を払っても回復する保証は「ゼロ」です

大切な家族の写真や、絶対に失ってはいけない顧客データが人質に取られると、パニックになり「お金払えば回復するなら…」と支払いを検討してしまう方がいます。

しかし、絶対に身代金を支払ってはいけません。

その理由は以下の3点です。

  1. お金を払っても暗号化を解除(復号)してくれる保証はない
    相手は犯罪者です。お金を受け取った後、音信不通になるケースが多発しています。
    また、ウイルス自体の作りが粗悪で、犯罪者自身でさえデータを元に戻す「復号キー」を持っていない(またはキーが機能しない)という最悪のケースも確認されています。
  2. 「お金を払うカモ」としてリスト化される
    一度でも要求に応じてお金を払ってしまうと、ダークウェブ(犯罪者のネットワーク)上で「この人は脅せばお金を払うカモだ」というリストに載ってしまい、別の犯罪組織からさらに標的にされる危険性が極めて高くなります。
  3. 犯罪組織の資金源になり、さらなる被害を生む
    あなたが支払った身代金は、犯罪組織の新たなウイルス開発費や、テロ活動などの資金源になってしまいます。

もしウイルス・ランサムウェアに感染してしまったら?

どれだけ気をつけていても、ウイルスに感染してしまうことはあります。

もし、「パソコンの動きがおかしい」「身代金要求画面が出た」という場合は、以下の初動対応を取ってください。

すぐにネットワークから切り離す(物理的に隔離)

ランサムウェアなどのウイルスは、同じWi-Fi(ネットワーク)に繋がっている他のパソコンや、接続されている外付けHDD、NAS(ネットワークHDD)などにも一瞬で感染を広げようとします。

異変に気づいたら、すぐにLANケーブルを抜き、Wi-Fiのスイッチを切るかルーターの電源を落としてください。

何度も再起動を繰り返さない

慌てて電源ボタンの長押しなどでパソコンの強制終了と再起動を繰り返すと、システムの破損が進行したり、バックグラウンドで暗号化がさらに進んでしまったりする恐れがあります。

パソコン修理のプロに相談する

焦ってネット上の「無料ウイルス駆除ツール」などをダウンロードしようとするのも危険です。

二次被害に遭う可能性があります。

ご自身での対処が難しいと感じたら、現状をそのまま維持した状態で専門家にご相談ください。

ウイルス駆除・データ救出はパソコン修理サービス神戸三宮店へ!

最近のPCウイルスは巧妙化しており、ただ怪しいサイトを避けていれば防げるというものではなくなってきました。

知人からのメールを装った「Emotet(エモテット)」や、実在する企業を騙るフィッシング詐欺など、あの手この手で私たちのパソコンを狙ってきます。

「ウイルスに感染したかもしれない」 「変な警告画面が消えなくて困っている」 「ランサムウェアでデータが見られなくなってしまった」

そのような緊急事態は、ぜひパソコン修理サービス神戸三宮店にお任せください!

当店では、最新のウイルスの動向を常に把握したプロの専門スタッフが対応いたします。

安全な環境下でウイルスの特定と徹底的な駆除を行い、ランサムウェア等の被害に遭われた場合でも、提携する高度なデータ復旧ラボと連携し、皆様の大切なデータを救出できる可能性を最大限に探ります。

当店は神戸三宮の各線駅からアクセス抜群の場所にございます。

パソコンのセキュリティに不安を感じたら、一人で悩まずにまずはお気軽にお電話、または店頭にてご相談ください。

お客様の安全で快適なパソコンライフを、スタッフ一同全力でサポートいたします!

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