三宮駅から徒歩2分のパソコン修理サービス 神戸三宮店です。
今回は、当店に持ち込まれたご相談の中でも非常にショッキングで、かつ誰にでも起こり得る「USB子機(レシーバー)を差したままパソコンを落としてしまい、内部のSSDが物理的に破壊されてしまった」という事例について、実際の内部の様子とともに解説いたします。
USBポートへの衝撃が内部パーツを破壊するメカニズム

ワイヤレスマウスのUSBレシーバーや、小型のUSBメモリなど、出っ張りの少ないUSB機器は、差したままカバンに入れて持ち運ぶという方が非常に多いです。
しかし、これが落下の際に致命的なダメージを生む原因となります。
テコの原理で基板に絶大な負荷がかかる
パソコンの側面から飛び出しているUSB子機から床に落下した場合、その小さな子機が衝撃を一点に集中して受け止めます。
そしてテコの原理が働き、パソコン内部のUSBポートの根元やメイン基板(マザーボード)に対して、信じられないほどの強い力が加わるのです。
SSDが隣接していることによる悲劇
近年の薄型ノートパソコンは、内部のスペースを極限まで切り詰めて設計されています。
そのため、USBポートのすぐ真横に、データを保存する最重要パーツであるSSD(M.2規格)が配置されていることが珍しくありません。
実際の修理現場から見るSSD破壊の様子
百聞は一見にしかずということで、実際にUSB側から落下させてしまったパソコンの内部の状態を見てみましょう。
衝撃でひん曲がってしまったSSD

パソコンの裏蓋を開けて確認したところ、一目で異常がわかりました。
本来であれば基板と平行に固定されているはずのSSDが、左側のUSBポート側からの突き上げによって、大きく上に反り返ってしまっていました。
USBポートとSSDの近さ

構造をよく見てみると、左端にある青い基板のUSBポートと、黒い長方形のパーツ(SSD)がいかに隣り合わせに配置されているかがわかります。
外側からの衝撃がダイレクトにSSDへ伝わってしまったことが推測できます。
衝撃が伝わった接点の確認

USBポートの土台とSSDの固定部分の境目を確認すると、このわずかな隙間を通して、プラスチックの筐体ごと内部のパーツが押し込まれ、SSDの基板そのものをへし折るような力がかかってしまったことがわかります。
物理破損したSSDからのデータ復旧は極めて困難
パソコン自体は新しいSSD(記憶装置)に入れ替え、Windowsを再インストールすれば再び使えるようになります。
しかし、物理的に折れ曲がって内部のメモリチップや回路が断線してしまったSSDから、元のデータ(写真や書類など)を取り出すことは極めて困難であり、専門のデータ復旧業者に依頼しても絶望的なケースが多いのが現実です。
たった数センチのUSB子機を差したままにしていただけで、長年蓄積した大切なデータが一瞬で消え去ってしまうのです。
大切なデータとパソコンを守るための予防策
このような悲劇を防ぐために、今日からできる対策は以下の2点です。
持ち運ぶ際は必ずUSB機器を抜く
どんなに小さくて邪魔にならないUSBレシーバーであっても、カバンに入れる前や別の部屋へ移動する際は、必ずパソコンから取り外す習慣をつけてください。
これだけで落下時の致命傷を防げる確率が大幅に上がります。
こまめなバックアップを取る
落下による物理破損だけでなく、水没や突然のシステムエラーなど、データが消えてしまうリスクは常にあります。
クラウドストレージや外付けハードディスクへ、重要なデータは常にバックアップを取っておくことが最大の防御です。
最後に
ちょっと移動するだけだから、という油断が取り返しのつかないパソコンの故障を招くことがあります。
もし万が一パソコンを落としてしまい、電源が入らなくなった、青いエラー画面が出るようになった等のトラブルがございましたら、決して無理に電源を入れ続けず、そのままの状態で当店へご相談ください。
三宮駅から徒歩2分のパソコン修理サービス 神戸三宮店では、専門の技術スタッフが内部の被害状況を正確に診断し、データ救出の可能性を探りながら最適な修理プランをご提案いたします。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。




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