三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
最近の修理カウンターで、学生さんや若いクリエイターの方から、こんな質問をいただくことが急増しています。
「このMacBookで、話題のあのゲーム動きますか?」 「ゲーミングPCを買うお金がないから、手持ちのMacでゲームがしたいんです」 「Mac版が出てないゲームを、どうにかしてMacで遊べませんか?」
一昔前まで、パソコンに詳しい人たちの常識はこうでした。 「ゲームがしたいなら、黙ってWindowsを買え」 「Macはクリエイターのための道具であって、おもちゃじゃない」
しかし、その常識は2020年の「Appleシリコン(M1チップ)」の登場、そして近年のAppleによるゲーム環境への猛烈なテコ入れによって、過去のものになりつつあります。 特に、最新のM3、M4チップを搭載したMacBook Proなどは、そこら辺のゲーミングノートPCを凌駕するほどのグラフィック性能を持っています。
「せっかく高いMacを買ったんだから、仕事や勉強だけじゃなく、ゲームも楽しみたい!」 その気持ち、痛いほど分かります。 実は、やり方さえ知っていれば、MacBookはかなり優秀なゲーム機になり得るのです。
今回は、2026年現在の最新事情に基づいた「MacBookをゲーミングPCとして使うための全知識」を、修理屋ならではの視点(熱対策や寿命の話も含めて)で、じっくりと解説していきます。
そもそも、今のMacBookの実力は?
まず、皆様がお持ちのMacBook(特にM1以降のモデル)が、どれくらいのポテンシャルを持っているかお話ししましょう。
結論から言うと、ハードウェアの性能だけ見れば「PS5などの最新ゲーム機に匹敵するパワー」を持っています。 特にM3 MaxやM4 Proといった上位チップは、「バイオハザード」や「デス・ストランディング」のような超高画質なゲームを、驚くほど滑らかに動かすことができます。 「Macはグラフィックが弱い」というのは、Intelチップ時代の古い話です。今のMacは、グラフィック処理能力の塊です。
しかし、最大の問題は「パワー」ではなく「言葉の壁」です。 世の中のPCゲームの9割以上は、Windows(DirectX)という言葉でプログラムが書かれています。 Mac(Metal)は、その言葉を理解できません。 だから、「性能は凄いのに、ソフトが動かない」という現象が起きるのです。
では、どうやってその壁を乗り越えるのか。現在、主に3つのルートがあります。
ルート1:最も快適な「Macネイティブ対応ゲーム」
一番幸せなパターンです。 ゲーム開発会社が、Mac向けに翻訳(移植)してくれたゲームを遊ぶ方法です。 SteamのMac対応マークがあるゲームや、Mac App Storeで配信されているゲームがこれに当たります。
最近では、日本の大手メーカー(カプコンやコジマプロダクションなど)もMacへの対応に積極的です。 これらのゲームは、Macの性能をフルに活かせるように最適化されているため、バッテリー消費も少なく、発熱も抑えられ、非常に快適に遊べます。 まずは、遊びたいゲームがMacに対応していないか、Steamで検索してみてください。 もし対応していたら、迷わずそれを買いましょう。設定不要で最高体験が得られます。
ルート2:魔法の翻訳ツール「Game Porting Toolkit」を使う
ここからが、2026年のMacゲーミングの真骨頂です。 「Windows版しか出ていないゲーム」を、Mac上で無理やり動かす方法です。
Appleは数年前、「Game Porting Toolkit(ゲーム・ポーティング・ツールキット)」という、開発者向けの魔法のツールを発表しました。 これは簡単に言うと、Windowsのゲームプログラム(DirectX)を、リアルタイムでMacの言葉(Metal)に翻訳してくれる「超高性能な通訳さん」です。
この技術を一般ユーザーでも使いやすくしたアプリがあります。 代表的なのが「CrossOver Mac(有料)」や「Whisky(無料)」です。
これらを使うと、Windows版のSteamをMac上で起動し、そこから「エルデンリング」や「サイバーパンク2077」といったWindows専用の超大作ゲームをインストールして遊ぶことができます。 「仮想化(Parallels)」のようにWindows OSを丸ごと動かすわけではないので、動作が非常に軽く、ゲーム本来のパフォーマンスに近い動きをします。
ただし、完璧ではありません。 ゲームによっては文字化けしたり、突然落ちたり、翻訳処理のために少しカクついたりすることがあります。 「動けばラッキー」くらいの気持ちで試すのが正解ですが、成功した時の感動はひとしおです。
ルート3:究極の抜け道「クラウドゲーミング」
「MacBook Airだからファンがないし、熱くなるのが嫌だ」 「ストレージ容量が足りなくて、100GBもあるゲームなんて入らない」
そんな方に最適なのが、「GeForce NOW」や「Xbox Cloud Gaming」といったクラウドゲーミングサービスです。 これは、インターネットの向こう側にある超高性能なゲーミングPCでゲームを動かし、その映像だけをMacに送ってくる仕組みです。
MacBookは、ただの「モニター付きリモコン」になります。 そのため、M1チップだろうが、Intel時代の古いMacだろうが、ネット回線さえ速ければ、最新の激重ゲームを最高画質で遊べます。 Mac本体は全く熱くなりませんし、ファンも回りません。バッテリーも持ちます。 月額料金はかかりますが、高価なゲーミングPCを買うよりはずっと安上がりです。
絶対に越えられない壁「アンチチート」
ここまで「Macでもゲームはできる!」と希望を持たせる話をしてきましたが、残酷な現実もお伝えしなければなりません。 Macでは、どうあがいても遊べないゲームのジャンルがあります。
それは、「強力なアンチチートツール」を搭載した、オンライン対戦ゲームです。 具体的には「VALORANT(ヴァロラント)」、「Apex Legends(エーペックス)」、「Fortnite(フォートナイト)」などが挙げられます。
これらのゲームは、不正行為を防ぐために、Windowsのシステム深部(カーネルモード)を監視するプログラムを必須としています。 Mac上で動く翻訳ツール(Whiskyなど)や仮想環境(Parallels)では、この監視プログラムが正常に動作しないため、ゲームを起動しようとしても「不正な環境です」と弾かれてしまいます。
これらのタイトルをガチで遊びたい場合は、残念ながらMacは諦めて、WindowsのゲーミングPCを買うか、家庭用ゲーム機(PS5やSwitch)を使うしかありません。 ここだけは、技術が進歩してもなかなか解決が難しい領域です。
ゲーミング利用時の注意点:Macは「熱」に弱い?
MacBookでゲームをする際、修理屋として最も気にしてほしいのが「排熱」です。
特に「MacBook Air」には、冷却ファンがついていません。 長時間高画質なゲームを遊ぶと、本体が手で触れないほど熱くなり、故障を防ぐために性能をガクンと落とす「サーマルスロットリング」が発生します。ゲームが急にカクカクになるのはこのためです。
また、「MacBook Pro」にはファンがついていますが、WindowsのゲーミングノートPCのように「底面から大量に空気を吸って冷やす」ような構造にはなっていません。あくまで静音性重視の設計です。 毎日何時間も高負荷なゲームをさせると、内部の熱伝導グリスが劣化したり、バッテリーが熱で膨張したりと、本体の寿命を縮めるリスクがあります。
対策として、以下のことを守ってください。
- MacBook Airで遊ぶなら、外付けの冷却ファンや、ヒートシンク代わりになる金属製のスタンドを使う。
- 膝の上や布団の上では絶対に遊ばない(熱がこもります)。
- 充電しながら遊ぶ場合は、バッテリー残量が100%付近になったら給電を止める設定(AlDenteなどのアプリ)を活用し、バッテリーへの負荷を減らす。
ストレージ不足との戦い
最近のゲームは平気で50GBや100GBの容量を食います。 256GBや512GBのMacBookを使っている場合、ゲームを1本か2本入れただけでパンパンになってしまいます。
SSDの空き容量が少なくなると、Mac全体の動作が重くなるだけでなく、SSDの寿命も縮まります。 ゲームを入れるなら、内蔵ストレージではなく「外付けSSD」を活用することをお勧めします。 最近の外付けSSD(USB-C接続)は非常に高速なので、そこにゲームをインストールしても、読み込み速度は内蔵とほとんど変わりません。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「Whiskyの設定方法が難しくて分からない」 「ゲームをしていたらMacが爆熱になって、ファンが唸り声を上げている」 「外付けSSDにゲームを入れる方法を知りたい」
そんな時は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。 本日も元気に営業しております。
- 内部クリーニングとグリス塗り替え ゲーム用途で酷使されたMacは、ファンにホコリが詰まりがちです。 分解清掃を行い、劣化したCPUグリスを高性能なもの(シルバーグリスやダイヤモンドグリス)に塗り替えるだけで、冷却性能が復活し、ゲーム中のカクつきが改善することがあります。
- ゲーム環境構築サポート CrossOverやWhiskyの導入サポート、コントローラーの接続設定、外付けSSDへのライブラリ移行など、快適にゲームができる環境作りをお手伝いします。
- バッテリー交換 熱で劣化してしまったバッテリーの交換も、即日対応可能です。
まとめ
結論として、MacBookは「全てのPCゲームが遊べる魔法の箱」ではありません。 競技性の高いFPSや、一部のWindows専用ゲームは動きません。
しかし、 「話題のRPGをじっくり遊びたい」 「スタバでインディーズゲームを遊びたい」 「iPhoneで遊んでいるゲームの続きを大画面でやりたい」 という用途であれば、最高のパートナーになります。
仕事もできて、クリエイティブな作業もできて、その上ゲームも(工夫すれば)遊べる。 そんな万能マシンであるMacBookを、さらに使い倒してみませんか?
設定やメンテナンスでお困りの際は、いつでも当店を頼ってください。
皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。





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