三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」です。
押し入れの整理などをしていると、数年前に使っていた「古いMacBook」や「iMac」が出てくることがあります。
電源は入るし、アルミ削り出しのボディは今見ても美しい。
けれど、Appleの公式サポートはとっくに終了しており、最新のmacOSにはアップデートできない……。
そんな時、インターネットで少し調べると「古いMacに無料のOS『Linux(リナックス)』を入れると爆速で復活する!」という魅力的な情報に出会うはずです。
当店にも、「古いMacにLinuxって本当に入るの?」「素人が自力でやるのはやっぱり難しい?」というご相談が頻繁に寄せられます。
結論から申し上げますと、「古いMacにLinuxは確実に入りますし、驚くほど快適に動きます。ただし、完璧に使いこなすまでの『設定の難易度』は少し高め」です。
今回は、古いMacをLinuxで蘇らせるメリットと、導入時に必ず直面する「Mac特有のハードウェアの壁」について、徹底的に解説いたします!
Windows10のサポートが終了しました
Windows10は、2025/10/14にサポートが終了しました。
このまま放置した場合、ウイルス感染する確率が高くなり、ソフトウェアが使用できなくなる可能性がございます。
詳しくは、LINE・メール・お電話でお気軽にご相談ください。
なぜ古いMacにLinuxを入れるのか?(メリット)
そもそも、なぜわざわざ別のOSを入れるのでしょうか?
それは、古いMacの中身(2006年頃〜2020年頃までのモデル)が、基本的には「Windowsパソコンと同じIntel製の部品(CPUなど)」で作られているからです。
Appleの厳しいOSアップデート制限(足切り)に引っかかっているだけで、機械としての寿命はまだまだ残っています。
そこに、非常に動作が軽い「Linux」を入れることで、以下のような素晴らしいメリットが生まれます。
1. 最新のセキュリティで安全にネットが使える
サポートの切れた古いmacOSでインターネットに繋ぐのは、ウイルス感染の危険が伴います。しかし、最新のLinuxを入れることで、安全な最新ブラウザ(Google ChromeやFirefox)が使えるようになり、YouTubeの視聴やネットサーフィンが安心して行えるようになります。
2. 見た目をMacやWindowsそっくりにできる
Linuxの中でも、当店が特におすすめしているのが「Zorin OS(ゾーリン・オーエス)」という種類(ディストリビューション)です。
これは非常に洗練されており、設定一つで画面の見た目を「使い慣れたWindows風」や「Mac風」に切り替えることができます。
「黒い画面にコマンドを打ち込む」という昔のLinuxの難解なイメージは、今のZorin OS等の前では完全に過去のものです。
ぶっちゃけ「難しい」の?インストールの手順
「でも、別のOSを入れるなんて難しそう……」と不安に思うかもしれません。 実は、「LinuxをMacにインストールする作業そのもの」は拍子抜けするほど簡単です。
- 用意したUSBメモリに、Linuxのインストールデータ(ISOファイル)を書き込む。
- 古いMacにそのUSBを挿し、キーボードの「Option(⌥)」キーを押しながら電源を入れる。
- 画面にUSBのアイコンが出るので、それを選択して起動する。
- あとは画面の指示に従って「インストール」をクリックするだけ。
基本的にはこれだけで、Macのハードディスク(またはSSD)がLinuxに書き換わります。しかし、本当の「難しさ」はインストールが完了した直後にやってきます。
修理屋が警告する「Mac × Linux」の4つの壁
Macは、Appleが自社専用に独自にカスタマイズしたパーツをギュッと詰め込んだ特殊なパソコンです。そのため、汎用的なOSであるLinuxを入れると、いくつか「動かない機能」が出てきます。ここを自力で解決できるかどうかが、「難しい」と感じる最大の分かれ道です。
壁①:最大の難関「Wi-Fiが繋がらない」問題
Linuxをインストールして最初に絶望するのがこれです。多くの古いMacには「Broadcom(ブロードコム)」というメーカーのWi-Fiチップが搭載されていますが、Linuxの初期状態ではこのチップを動かすためのドライバー(通信プロトコル)が入っていません。
つまり、インストール直後はWi-Fiの電波を一切拾わないのです。
解決するには、一度有線LANケーブルでルーターとMacを直接繋ぐか、スマホのUSBテザリングを使ってインターネットに接続し、コマンドを打ち込んで専用のBroadcomドライバーをダウンロード・適応させる必要があります。
「ネットに繋ぐために、まずネット環境が必要」という矛盾をクリアしなければなりません。
壁②:FaceTime HDカメラ(Webカメラ)が映らない
Macの画面上部についている美しいWebカメラ。これもApple独自の規格(PCIe接続など)が使われているモデルが多く、Linuxを入れると「カメラが見つかりません」と表示され、Zoomなどのオンライン会議で真っ暗になってしまうことが多々あります。これを動かすには、海外の有志が作成した非公式のパッチ(ドライバ)をターミナルから手動で組み込むという、かなり難易度の高い作業が求められます。
壁③:キーボードとトラックパッドの「クセ」
Macのキーボードには「Command(⌘)」キーがあり、「Ctrl」キーの位置もWindowsとは異なります。
Linuxは基本的にWindowsのキー配列を想定しているため、コピペのショートカット(⌘+Cなど)がうまく機能せず、設定画面で細かくキーの割り当て(キーマッピング)を変更する必要があります。
また、Mac特有の「ヌルヌル動くトラックパッド」のジェスチャー機能も、初期状態では機能しないことが多く、専用のツールを追加でインストールして調整する手間がかかります。
壁④:スピーカーから音が出ないことがある
ドライバの関係上、非公式のドライバをインストールする必要がある場合がございます。
そのため、インストールしただけでは音が出ないことがあります。
また、Macbookの年式によっては、非公式のドライバが存在しないこともあり、音が出せないまま使用することになる場合もございます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
古いMacにLinuxは確実に入ります。そして、無事に設定が終われば、美しいアルミボディのまま、安全で高速なプログラミング・学習用マシンとして見事に蘇ります。
しかし、Wi-Fiドライバーの導入やカメラの設定など、Mac特有のハードウェアの壁を乗り越えるには、ある程度の検索能力と根気、そしてターミナル(コマンド入力)に対する抵抗感のなさが求められます。
そこが「難しい」と言われる所以です。
「古いMacBook Airを蘇らせて、Zorin OSで快適にプログラミングの勉強をしたい!」
「自分でLinuxを入れてみたけれど、どうしてもWi-Fiが繋がらなくて挫折してしまった」
「大切なデータが入ったままなので、まずは安全にバックアップを取ってからOSを入れ替えたい」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」へご相談ください。
当店では、古いMacのSSD交換による物理的な高速化から、Linux(Zorin OSやUbuntuなど)のインストール代行、そして鬼門となるWi-Fiやカメラのドライバー適応まで、面倒で難しい作業をすべて代行いたします。
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