三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店、パソコン修理サービスです。
今回は、突然パソコンの画面が見づらくなる「解像度トラブル」についてお話しします。
昨日までは綺麗に映っていたのに、急に画面が粗くなったり、アイコンが大きくなったり、あるいは画面の端っこに黒い帯が出てきたり。
これは、パソコンが壊れたのでしょうか? それともモニターの故障でしょうか?
結論から申し上げますと、その9割は「設定」や「ソフト(ドライバ)」の問題であり、機械的な故障ではありません。
つまり、正しい手順さえ知っていれば、お客様ご自身で直せる可能性が高いのです。
今日は、修理屋の視点から、画面がおかしくなる原因とその解決法を、順を追って分かりやすく解説していきます。
そもそも「解像度」って何?
解決策の前に、少しだけ仕組みの話をさせてください。
パソコンの画面は、小さな光の点(ドットまたはピクセル)の集まりでできています。
解像度とは、このドットが画面の中に縦横いくつ並んでいるかを表す数字です。
例えば、「1920 × 1080」という数字。これはフルHDと呼ばれ、現在の標準的なサイズです。
横に1920個、縦に1080個の点が並んでいます。
この数字が大きければ大きいほど、きめ細かくて広い作業スペースが確保できます。
逆に、この数字が小さくなると(例:800 × 600など)、一つの点が大きくなるため、画面全体が粗く、アイコンや文字が巨大に見えてしまうのです。
トラブルの原因その1:Windows Updateのいたずら
「何もしていないのに、朝起きたらこうなっていた」
お客様がそう仰る場合、犯人の筆頭は「Windows Update」です。
Windowsは定期的に自動で更新を行いますが、その際に画面を表示するためのプログラム(グラフィックドライバ)も更新されることがあります。
この更新が稀に失敗したり、パソコンとの相性が悪かったりすると、Windowsは「とりあえず画面が映ればいいや」という緊急用のモードに切り替わります。
これを「Microsoft 基本ディスプレイアダプター」と呼びます。
この状態になると、本来の性能が出せず、昔のパソコンのような低い解像度でしか表示できなくなってしまうのです。
解決法:まずは基本の設定確認から
慌てずに、まずは以下の手順を試してみてください。
- デスクトップの何もないところを右クリックします。
- 出てきたメニューから「ディスプレイ設定」を選びます。
- 画面の中ほどに「ディスプレイの解像度」という項目があります。
- ここにある数字の横に(推奨)と書かれているものを選んでください。
もし、(推奨)を選んでいるのに画面がおかしい、あるいは(推奨)という文字が見当たらない場合は、次のステップへ進みます。
トラブルの原因その2:拡大縮小(スケーリング)の罠
解像度の設定は合っている(例えば1920×1080になっている)のに、なんだか文字が滲んで見えたり、アイコンが大きすぎたりする場合。
これは「解像度」ではなく「拡大縮小」の設定が原因かもしれません。
最近のノートパソコンは画面が高精細すぎるため、100%の等倍表示だと文字が米粒のように小さくなってしまいます。
そこで、最初から「125%」や「150%」に拡大表示する設定になっていることが多いのです。
解決法:倍率をチェックする
先ほどの「ディスプレイ設定」の画面に、「拡大縮小とレイアウト」という項目があります。
ここの数字が「100%」以外になっていませんか?
もし「150%」になっていて大きすぎると感じるなら、「125%」や「100%」に変えてみてください。
逆に、文字が小さすぎて見えない場合は、この数字を大きくすれば解決します。
ただし、古いアプリなどはこの拡大表示に対応しておらず、文字がボヤけてしまうことがあります。その場合は、アプリ側のプロパティ設定で調整が必要になりますが、まずはこの倍率をいじってみて、一番しっくりくる大きさを探してみてください。
トラブルの原因その3:デュアルモニターの落とし穴
最近は、ノートパソコンに別のモニターを繋いで、2画面(デュアルディスプレイ)で作業される方も増えました。
ここでよく起きるのが、「拡張」ではなく「複製」にしてしまっているケースです。
「複製」モードは、2つの画面に全く同じ映像を映します。
しかし、ノートパソコンの画面と外付けモニターの解像度が違う場合(例:ノートはフルHD、モニターは4Kなど)、低い方の解像度に合わせられてしまいます。
その結果、せっかくの4Kモニターなのにボヤけた映像になったり、逆にノートパソコン側の映像が歪んだりします。
解決法:「拡張」モードを使う
キーボードの「Windowsキー(窓のマーク)」を押しながら「P」を押してください。
画面の右側に出てくるメニューから「拡張」を選びます。
これで、2つの画面をそれぞれ独立したモニターとして使えるようになり、それぞれの最高画質で表示されるようになります。
トラブルの原因その4:グラフィックドライバの破損
設定を見ても直らない場合、いよいよシステム内部の問題が疑われます。
先ほどお話しした「グラフィックドライバ」が壊れているか、古くなっている可能性があります。
解決法:ドライバの更新または再インストール
これは少し専門的な操作になります。
- スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。
- 「ディスプレイアダプター」という項目をダブルクリックして展開します。
- そこに「Intel UHD Graphics」や「NVIDIA GeForce」といった名前が出てくれば正常ですが、もし「Microsoft 基本ディスプレイアダプター」となっていたり、黄色いビックリマークがついていたりしたら、ドライバが機能していません。
- その項目を右クリックし、「ドライバーの更新」を試してください。
それでもダメな場合は、メーカー(DellやHP、Lenovoなど)の公式サイトから、ご自身のパソコンの型番に合った最新のグラフィックドライバをダウンロードしてインストールする必要があります。
「ちょっと難しそうだな…」と思われた方は、無理をせず当店にご相談ください。間違ったドライバを入れると、画面が真っ暗になることもあるからです。
トラブルの原因その5:ケーブルと端子の物理的な問題
意外と見落としがちなのが、ケーブルです。
HDMIケーブルやDisplayPortケーブルは、見た目が同じでも「バージョン」というものがあります。
例えば、4Kモニターを買ったのに、家にあった古いHDMIケーブルで繋いでいませんか?
古いケーブルは4Kの映像信号を送りきれず、勝手に画質を落として表示したり、リフレッシュレート(画面の書き換え速度)が落ちてカクカクしたりします。
また、ケーブルの差し込みが甘い場合も、色が変になったり解像度がおかしくなったりします。
一度ケーブルを抜き差ししてみてください。
端子にホコリが溜まっている場合は、エアダスターで掃除するのも効果的です。
番外編:これって故障? モニターの寿命
もし、以下の症状が出ている場合は、設定ではなくハードウェア(モニター自体や液晶パネル)の故障の可能性があります。
画面全体に赤い線や緑の線が入っている
解像度はおかしいまま、何をしても変更できない
画面が小刻みに揺れている
起動直後は変な色だが、時間が経つと直る
特に最後の「時間が経つと直る」というのは、モニター内部のコンデンサや基板が劣化している典型的な症状です。冬場の寒い部屋でよく起こります。
この場合は、残念ながら修理か買い替えが必要です。
まとめ
パソコンの画面がボヤけていると、無意識のうちに目はピントを合わせようと必死になります。
これが眼精疲労、肩こり、そして頭痛の原因になります。
「なんとなく見えるからいいや」と放置するのは、体に毒です。
たかが解像度、されど解像度。
クッキリとした美しい画面で作業することは、仕事の効率を上げるだけでなく、あなた自身の健康を守ることにも繋がります。
もし、上記の方法を試しても直らない、あるいは「自分で触って悪化させるのが怖い」という方は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にお持ち込みください。
店頭での簡易診断で、設定だけで直るのか、それとも修理が必要なのかをすぐに判断させていただきます。
設定のみで解決する場合は、修理に比べて費用も時間もぐっと抑えられます。
皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。





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