三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店、パソコン修理サービスです。
オフィスの中や、あるいは温かい自宅のデスクでは、今日も熱い議論がTeamsを通じて交わされていることでしょう。
当店には、起動しない、画面が割れたといった物理的な故障のご相談だけでなく、「特定のソフトの調子が悪い」というご相談も数多く寄せられます。
その中でも、ビジネスパーソンから圧倒的に多い相談が、この「Teamsの音割れ」です。
ZoomやGoogle Meetでは問題ないのに、なぜかTeamsの時だけ音が悪くなる。
パソコンを買い替えたばかりなのに、バリバリという音が消えない。
実は、Teamsは非常に多機能で優秀なソフトであるがゆえに、パソコンにかける負荷が大きく、また「音質を良くしようとするお節介機能」が、逆効果になって音割れを引き起こすケースが多々あるのです。
今回は、大事な会議を台無しにするこの「音割れ」現象について、その原因を深く掘り下げ、今すぐ試せる設定の見直しから、プロしか知らない裏技的な対処法まで、修理屋の視点でじっくりと解説していきます。
明日の定例会議までに、クリアな音声環境を取り戻しましょう。
音割れの3大要因
Teamsの音が割れるとき、原因は大きく分けて3つの場所に潜んでいます。
1つ目は「Teamsアプリの設定」、2つ目は「パソコン本体(Windows)の設定」、そして3つ目は「通信環境とハードウェア」です。
これらが複雑に絡み合って、「バリバリ」「ブツブツ」というノイズを生み出しています。
一つずつ、しらみつぶしに確認していくのが、解決への近道です。
チェック1:Teamsの「ノイズ抑制」が暴走している
Teamsには、周囲の雑音(キーボードを叩く音や、救急車のサイレンなど)を消してくれる「ノイズ抑制」という機能がついています。
これは非常に便利な機能なのですが、時として「人間の声」まで雑音と判断して消そうとしたり、処理が追いつかずに音が歪んだりすることがあります。
特に、高性能なマイクを使っている場合や、BGMが流れているような環境では、この機能が過剰に反応して、音が不自然に揺れたり割れたりする原因になります。
対処法:ノイズ抑制を弱める
会議画面の上部にある「その他(…)」をクリックし、「設定」→「デバイス」を開きます。
そこに「ノイズ抑制」という項目があります。
デフォルトでは「自動」になっていますが、これを一度「低」または「オフ」に切り替えてみてください。
「オフ」にすると、周囲の音は拾いやすくなりますが、その分、音声に対する余計な加工がなくなるため、音割れが嘘のように解消されることがあります。
特に、音楽の授業や、高音質の動画を共有するような場面では、「高忠実度ミュージックモード」をオンにすることも検討してください。
Windowsの「オーディオ拡張機能」との喧嘩
Windows自体にも、音を良くしようとする機能(オーディオ拡張機能)が備わっています。
低音を強調したり、音の響きを豊かにしたりする機能です。
しかし、Teamsも独自に音質調整を行っているため、この2つが同時に働くと、いわゆる「船頭多くして船山に登る」状態になります。
二重に加工された音声信号が限界を超えてしまい(クリッピング)、バリバリという音割れを引き起こすのです。
対処法:Windows側の加工を全カットする
- 画面右下のスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンドの設定」を開きます。
- 下の方にある「サウンドの詳細設定」をクリックします(古いタイプのウィンドウが開きます)。
- 「再生」タブから、使用しているスピーカーやヘッドホンを選んでダブルクリックします。
- 「拡張(Enhancements)」タブを開き、「すべての拡張機能を無効にする(Disable all enhancements)」にチェックを入れます。
- 「適用」を押して閉じます。同様に、「録音」タブのマイク設定でも、同じように拡張機能をオフにしてください。これで、素直な音声信号だけがやり取りされるようになり、歪みが消えるケースが非常に多いです。
Bluetoothイヤホンの「帯域不足」
最近はワイヤレスイヤホン(AirPodsなど)で会議に参加される方がほとんどです。
しかし、Bluetooth接続には「帯域(データの通り道)」の限界があります。
高音質な音楽を聴くためのモード(A2DP)と、マイクを使って通話するためのモード(HFP)は別物です。
Teamsでマイクをオンにした瞬間、イヤホンは強制的に「通話モード」に切り替わります。
この通話モードは、データ通信量を節約するために音質を著しく下げる仕様になっています。
その結果、相手の声がカサカサに乾いたような音になったり、高音が割れたりします。
対処法:有線にするか、専用ドングルを使う
もし可能であれば、有線のイヤホンマイクを使ってみてください。
これだけで音質トラブルの8割は解決します。
ワイヤレスにこだわるなら、Bluetooth接続ではなく、専用のUSBレシーバー(ドングル)がついているビジネス用ヘッドセットを使うことを強くお勧めします。
これらはPCとの通信が安定しており、帯域不足による音割れが起きにくい設計になっています。
パソコンのCPUが悲鳴を上げている
Teamsは、メモリやCPUを大量に消費するソフトです。
会議中に、裏でExcelの巨大なファイルを開いたり、ブラウザでタブを50個くらい開いていたりしませんか?
あるいは、「画面共有」をして、さらに「カメラ」もオンにしていませんか?
パソコンの処理能力が限界(CPU使用率100%)に達すると、最初に切り捨てられるのが「音声処理」です。
映像のコマ落ちよりも、音声の途切れやノイズの方が先に発生します。
「ロボットのような声になる」というのは、まさにパソコンが処理落ちしているサインです。
対処法:不要なアプリを閉じる・GPUアクセラレーションを切る
会議中は、使わないアプリ(特にGoogle Chromeなど)を完全に終了させてください。
また、Teamsの設定で「GPUハードウェアアクセラレーションを無効にする」という項目(一般設定の中にあります)にチェックを入れることで、動作が軽くなり、音割れが改善することもあります(※逆に重くなることもあるので、試してダメなら戻してください)。
意外な盲点「Teamsのキャッシュ」
「設定も完璧、パソコンもハイスペック、回線も速い。なのに音が割れる!」
そんな時に疑うべきは、Teamsの中に溜まった「ゴミ(キャッシュ)」です。
Teamsは使えば使うほど、一時ファイルをパソコン内部に溜め込んでいきます。
このキャッシュファイルが破損したり、肥大化したりすると、予期せぬ不具合を引き起こします。
音割れだけでなく、カメラが映らない、ログインできないといったトラブルの元凶にもなります。
対処法:キャッシュクリア
これは少し上級者向けの手順ですが、効果は絶大です。
- Teamsを完全に終了させます(タスクトレイのアイコンも右クリックして終了)。
- キーボードの「Windowsキー」と「R」を同時に押します。
- 出てきた箱に「%appdata%\Microsoft\Teams」と入力してエンターを押します。
- 開いたフォルダの中身を、勇気を持ってすべて削除します(データはクラウドにあるので消えません。設定がリセットされるだけです)。
- Teamsを再起動します。これで、Teamsは生まれたての状態に戻り、嘘のように快適になることがあります。
インターネット回線の「パケットロス」
音割れというより、「ブツッ、ブツッ」と音が飛ぶ場合。
これはご自宅やオフィスのWi-Fi環境に問題がある可能性が高いです。
特に電子レンジを使っている時や、ルーターから遠い部屋で会議をしている時に起きます。
音声データは「パケット」という小包に分けられて届きますが、その小包がいくつか届かずに紛失してしまうと、その部分がノイズになります。
対処法:5GHz帯を使う・有線LANにする
Wi-Fiには2.4GHzと5GHzの2種類があります。
障害物に強いが電波干渉を受けやすい2.4GHzではなく、高速で安定している5GHz(SSIDの末尾に「a」や「5G」とついている方)に接続してください。
一番確実なのは、LANケーブルを挿して有線接続にすることです。
重要な商談の時だけでも、有線にすることをお勧めします。
パソコン修理サービス神戸三宮店ができること
「いろいろ試したけど、やっぱり直らない」
「自分のパソコンのマイク端子が壊れているのかもしれない」
「設定画面が難しくて、触るのが怖い」
そんな時は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。
当店では、音割れの診断も行っています。
店頭の検証用機材を使って、お客様のパソコン本体に問題があるのか(スピーカーの故障やジャックの接触不良)、それともソフトや設定に問題があるのかを切り分けます。
もし、内蔵スピーカーが物理的に破れて音割れしている場合は、部品交換修理も可能です。
また、ご自身の声が相手にどう聞こえているかのテストや、最適なヘッドセット選びのアドバイスもさせていただきます。
まとめ
オンライン会議において、音声品質は「身だしなみ」と同じです。
ボロボロのスーツで商談に行かないように、バリバリと割れた音声で会議に出ることは避けたいものです。
クリアで聞き取りやすい声は、それだけで相手に信頼感を与え、あなたの発言の説得力を高めます。
今日ご紹介した対処法を、ぜひ一つずつ試してみてください。
「あ、今日の声、すごくクリアだね」と褒められる日が来るはずです。
もし解決しなければ、お仕事帰りにでもふらっと当店へお立ち寄りください。
寒さに負けず、クリアな音声で2月のビジネス戦線を乗り切っていきましょう。
皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。





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