三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店、パソコン修理サービスです。
新生活の準備が始まるこの時期、パソコンの購入相談を受けることが増えます。
そこで必ずと言っていいほど聞かれるのが、冒頭の質問です。
CPUはインテルとAMD、結局どっちを選べばいいんですか。
昔をご存知の方なら、インテルが入ってるパソコンが一番で、AMDは安かろう悪かろうというイメージをお持ちかもしれません。
しかし、その常識はもう何年も前に覆されています。
2026年の現在、両社は熾烈な技術競争を繰り広げており、正直に申し上げて、どちらを選んでも大失敗ということはまずありません。
どちらも素晴らしい性能を持っています。
とはいえ、性格の違いや得意分野の違いは明確にあります。
今回は、カタログスペックの数字だけでは見えてこない、修理屋だからこそ肌で感じている両社の違いと、あなたの使い方に合わせた選び方について、じっくりと語らせていただきます。
Windows10のサポートが終了しました
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王道の安心感、Intel(インテル)
まずは、パソコン界の絶対王者、インテルです。
Core i3、i5、i7、そして最近ではCore Ultraといったブランド名でおなじみですね。
インテルの最大の特徴は、何と言っても圧倒的なシェアと、それに裏打ちされた安定性です。
世の中の多くのソフトウェアは、まずインテルのCPUで動くことを前提に作られ、テストされています。
そのため、業務用のごく古い特殊なソフトや、マイナーなフリーソフトを使う場合でも、動かないというトラブルが最も少ないのがインテルです。
迷ったらインテルにしておけば間違いない、という言葉は、今でも有効なアドバイスの一つです。
技術的な特徴としては、シングルスレッド性能、つまり一つの作業を素早くこなす能力に長けている傾向があります。
これはどういうことかというと、ExcelやWordを開く、ブラウザでページを読み込む、フォルダを開くといった、日常的な細かい動作のキビキビ感に直結します。
事務作業やWeb閲覧がメインのビジネスマンにとって、インテルのCPUは非常に快適なレスポンスを提供してくれます。
また、最近のインテルCPUは、高性能なコアと省電力なコアを組み合わせたハイブリッド構造を採用しており、重い作業をする時は全力で、アイドリング時は省エネで、という切り替えが非常に上手です。
特にノートパソコンにおいては、この制御の巧みさがバッテリー持ちの良さや発熱のコントロールに貢献しています。
革命児でありコスパの覇者、AMD(エーエムディー)
対するは、Ryzen(ライゼン)シリーズで快進撃を続けるAMDです。
かつてはインテルの廉価版という位置付けでしたが、今や性能面でもインテルを凌駕するモデルを次々と出しており、特に自作PCユーザーやクリエイター、ゲーマーからの支持が熱いのが特徴です。
AMDの強みは、マルチスレッド性能の高さです。
たくさんの作業を同時に並行して行う力ですね。
動画の書き出しを行いながら画像を編集し、裏で配信ソフトを動かすといった、複数の重い処理を同時にこなす場面では、AMDのRyzenが輝きます。
たくさんのコアを詰め込む技術に長けており、同じ価格帯で比較すると、インテルよりもコア数が多い、あるいは処理能力が高いケースが多々あります。
つまり、コストパフォーマンス(費用対効果)が非常に高いのです。
さらに、AMDのもう一つの大きな武器は、内蔵グラフィック性能の高さです。
通常、3Dゲームや高度な動画編集をするには、グラフィックボードという別の部品が必要になります。
しかし、AMDのCPU(APU)は、CPUの中に非常に強力なグラフィック機能を持っています。
これのおかげで、グラフィックボードを積んでいない薄型のノートパソコンでも、軽い3Dゲームならサクサク動いてしまうのです。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーXIVくらいのゲームなら、設定次第で普通に遊べてしまいます。
グラボは要らないけど、ちょっとした動画編集やゲームもしたい、というライトな層にとって、AMDは最強の選択肢と言えるでしょう。
修理屋が見る、故障と発熱のリアル
私たち修理屋の視点から見ると、故障率に関しては両者に大きな差はありません。
CPUそのものが壊れるということは滅多になく、壊れるのはその周りのマザーボードや電源であることがほとんどだからです。
ただ、発熱に関しては注意が必要です。
インテルもAMDも、高性能なモデルになればなるほど、発熱量は凄まじいものになります。
最近のノートパソコンは薄型化が進んでいるため、この熱をどう処理するかがメーカーの腕の見せ所なのですが、やはり熱はパソコンの大敵です。
少し前まではインテルの方が爆熱と言われたり、逆にAMDの方が熱いと言われたりと、世代によって評価が入れ替わっています。
2026年の現在では、どちらもAI処理専用のNPUを搭載し、効率よく処理を行うことで発熱を抑える工夫がされていますが、それでも動画編集などの高負荷時には、キーボードが温かくなる程度の熱は持ちます。
一つ言えるのは、AMDのRyzen搭載ノートパソコンの方が、同じ性能のインテル機に比べて、本体価格が1万から2万円ほど安い傾向にあるということです。
予算が決まっている場合、AMDを選ぶことで、浮いたお金でメモリを増やしたり、SSDの容量を大きくしたりすることができます。
パソコン全体の快適さを底上げするという意味では、この選び方は非常に賢いと言えます。
結局、あなたはどっちを選ぶべきか
長々と語ってきましたが、結局どちらを選べば幸せになれるのでしょうか。
独断と偏見を交えて、タイプ別におすすめを提案させていただきます。
ビジネス、事務作業、失敗したくない人にはIntel
仕事で使うパソコンで、トラブルは極力避けたい。
ExcelやPowerPointがメインで、動画編集などはあまりしない。
そんな方には、インテルのCore i5やCore Ultra 5などを搭載したモデルをおすすめします。
ソフトの相性問題を気にする必要がなく、起動やアプリの立ち上げもスムーズです。
多くの企業が導入しているのもインテル製ですので、職場と同じ感覚で使えるという安心感もあります。
クリエイター、学生、コスパ重視の人にはAMD
動画編集をしたい、Youtubeを始めたい、イラストを描きたい。
でも予算は抑えたい。
そんな方には、AMDのRyzen 5やRyzen 7搭載モデルがベストです。
マルチコア性能の高さが、レンダリング時間の短縮や、複数アプリの同時使用時の快適さに直結します。
また、大学生の方で、レポート作成だけでなく、たまには友達と軽いオンラインゲームもしたいという場合、内蔵グラフィックの強いRyzenは良き相棒になるはずです。
ゲーマーはどうする?
本格的な3Dゲームをする場合は、CPUよりもグラフィックボード(GeForceなど)の性能が重要になります。
ですので、CPUはインテルでもAMDでも、ある程度のグレード(Core i7やRyzen 7以上)があれば、どちらでも問題ありません。
ただ、最高峰の性能を追求するハイエンドゲーマーの間では、特定のゲームにおいてAMDのRyzen 7 X3Dシリーズなどが圧倒的なフレームレートを出すことが知られており、指名買いされることも多いです。
AI PCという新しい選択肢
そして忘れてはいけないのが、最近話題のAI PCです。
インテルのCore Ultraも、AMDのRyzen AIも、パソコンの中でAI(人工知能)を効率よく動かすための専用チップ(NPU)を搭載しています。
これにより、Web会議での背景ぼかしや音声ノイズ除去、あるいは画像生成AIの処理などが、従来のCPUよりも高速かつ低消費電力で行えるようになっています。
これからパソコンを買うなら、どちらのメーカーを選ぶにせよ、このNPUが搭載されているモデルを選んでおくと、数年先まで時代遅れにならずに使えるでしょう。
まとめ
青いインテルは、信頼と実績の万能CPU。
赤いAMDは、コスパとマルチタスクのスペシャリスト。
このようにイメージしていただければ、選びやすくなるのではないでしょうか。
もちろん、パソコン選びで重要なのはCPUだけではありません。
メモリの量、画面の綺麗さ、キーボードの打ち心地、持ち運びやすさなど、総合的なバランスが大切です。
もし、家電量販店の店頭でスペック表を見比べながら頭を抱えてしまったり、ネットのレビューを見すぎて何が良いのか分からなくなってしまった時は、ぜひ三宮での買い物のついでに、当店へお立ち寄りください。
修理屋という中立な立場から、メーカーの宣伝文句に惑わされず、お客様の用途に本当に合った一台を見極めるアドバイスをさせていただきます。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様のパソコン選びが、福を呼び込む素晴らしいものになりますように。
皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。




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