三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
自宅でゆっくり映画を見たり、溜まった動画を消化したりしてリラックスしようとした時に、水を差すようなトラブルが起きることがあります。
それが、HDMI接続時の「音の違和感」です。
パソコンの画面をテレビや外部モニターに映して楽しむスタイルは、もはや一般的になりました。 映像は美しく、大画面で完璧に映っている。
それなのに、「音」だけが何だかおかしい。
全く出ないわけではないんです。音は出ている。
でも、「一部だけ」がおかしい。 BGMは聞こえるのに人の声だけ聞こえないとか、定期的に音が飛ぶとか、高音だけビリビリ割れるとか。
完全に無音なら「故障かな?」と諦めもつきますが、中途半端に聞こえる分、「自分の耳がおかしいのか?」「動画のファイルが悪いのか?」と疑心暗鬼になり、設定をいじくり回して余計に深みにハマってしまうお客様が非常に多いのです。
実はこの「HDMIの音の一部が途切れる・おかしい」という現象は、パソコン修理の現場では「あるある」のトラブルです。
そしてその原因の多くは、パソコンの故障ではなく、パソコンとテレビの間で起きている「高度な勘違い」や「設定のズレ」にあります。
今回は、せっかくのリラックスタイムを台無しにするこの音声トラブルについて、なぜそんな奇妙なことが起きるのかというメカニズムと、それを解消するための具体的な設定手順を、修理屋ならではの視点で徹底解説します。
Windows10のサポートが終了しました
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「BGMは聞こえるのに、セリフだけ聞こえない」
これ、ホラー映画を見ている時なら演出かと思いますが、普通のニュース映像やドラマで起きると本当に不気味ですよね。
車の音や爆発音はド迫力なのに、俳優が口パクをしているように見える。
この現象の犯人は、ズバリ「スピーカー設定の勘違い(5.1ch問題)」です。
メカニズムの解説
映画や最近のゲームなどは、「サラウンド(5.1ch)」という音声データを持っています。 これは、音を「左、右、中央、左後ろ、右後ろ、重低音」の6つのスピーカーに振り分けて再生する仕組みです。 この中で、「人の声(セリフ)」は主に「中央(センタースピーカー)」から出るように設計されています。
パソコンをHDMIでテレビに繋いだ時、パソコン側が勝手に気を利かせて、 「おっ、HDMIで繋いだということは、きっと立派なホームシアター環境なんだな! よし、5.1chサラウンドで音を送ってやろう!」 と張り切ってしまうことがあります。
しかし、あなたのテレビにスピーカーはいくつありますか? 基本的には左右に一つずつ、合計2個(ステレオ)ですよね。 パソコンは「中央のスピーカー」に向けてセリフのデータを送っていますが、テレビ側には中央スピーカーがないので、そのデータを受け取ることができず、虚空に消えてしまいます。
結果、「左右のスピーカーから出るBGMだけが聞こえて、中央から出るはずのセリフが消える」という現象が起きるのです。
解決策:ステレオに戻す
パソコンに「うちは2個しかスピーカーがないよ」と教えてあげれば直ります。
- デスクトップ右下のスピーカーアイコンを右クリックし、「サウンドの設定」を開きます。
- 下の方にある「サウンドの詳細設定」をクリックします(古いタイプのウィンドウが開きます)。
- 「再生」タブの中から、接続しているテレビやモニター(HDMI機器)を選び、左下の「構成」ボタンを押します。
- オーディオチャンネルの選択画面で、「5.1 サラウンド」などになっていませんか?
- これを「ステレオ」に変更し、「次へ」→「完了」と進みます。
これで、パソコンは全ての音を左右2つのスピーカーに混ぜて(ダウンミックスして)送ってくれるようになり、セリフもちゃんと聞こえるようになります。
「数秒おきにプツッ、プツッと音が途切れる」
動画を見ていると、不定期に一瞬だけ音が消える。 映像は止まっていないのに、音だけが瞬断する。 これは、情報の通り道が詰まっているか、汚れが邪魔をしているサインです。
原因A:HDMIケーブルの「帯域不足」
最近の4Kテレビや、高リフレッシュレートのゲーミングモニターを使っていませんか?
映像が美しくなればなるほど、HDMIケーブルの中を通るデータ量は膨大になります。
もし、昔から家にあった古いHDMIケーブル(Ver 1.4以前のものなど)を使っている場合、映像データを送るだけで手一杯になり、音声データが押し出されて欠落することがあります。
特に、「HDR(ハイダイナミックレンジ)」をオンにした途端に音が途切れるなら、完全にケーブルのキャパオーバーです。
「Premium High Speed」または「Ultra High Speed」と書かれた、最新規格のケーブルに買い替えてみてください。嘘のように安定します。
原因B:Wi-Fiルーターとの「電波干渉」
これは意外な盲点です。 HDMI端子のコネクタ部分は、実はシールド(防御壁)が弱く、外部からのノイズに弱いことがあります。
テレビの裏側で、HDMI端子のすぐ近くに「Wi-Fiルーター」や「Fire TV Stick」、「Chromecast」などが刺さっていませんか?
強い電波を出す機器がHDMI端子に密着していると、そのノイズが音声信号に乗ってしまい、プツプツという途切れを引き起こすことがあります。
配置を少し離すか、ノイズに強いシールド付きのHDMIケーブルを使うことで改善します。
「動画の出だしだけ音が聞こえない」
YouTubeで動画をクリックした瞬間、最初の1〜2秒が無音で、その後フェードインするように音が聞こえ始める。
「Windowsの通知音(ポロン)」などの短い音が、頭欠けして聞こえない。
これは、「サイレントストリーム(Silent Stream)問題」と呼ばれる、デジタル特有の相性問題です。
パソコンは音が出ていない時、HDMIへの音声信号を完全にストップさせて省エネしようとします。
そして音が出た瞬間に信号を送り始めるのですが、受け側のテレビやアンプが「お、信号が来たな。解析して音を出そう」と準備するまでに1秒程度のラグ(遅延)が発生してしまいます。
解決策:常に微弱な信号を流し続ける
これを直すのは少し難しいのですが、フリーソフトなどで対処可能です。
「SoundKeeper」などの常駐ソフトを使うと、人間に聞こえないレベルの無音信号を常に流し続けることができます。 これにより、テレビ側はずっと「受信中」の状態を維持するため、突発的な音も頭欠けせずに即座に再生されるようになります。
「音質が悪い、ビリビリ割れる」
音は出ているけれど、高音が割れたり、お風呂場のように響いたりして聞き取りにくい。 これは、Windowsの「お節介機能」が暴走しています。
Windowsには、安物のスピーカーでも良い音に聞こえるように加工する「オーディオ拡張機能」がついています。 しかし、テレビのスピーカーに対してこの加工を行うと、二重にエフェクトがかかったり、処理が追いつかずにノイズになったりします。
解決策:拡張機能を全オフにする
- 先ほどの「サウンドの詳細設定」→「再生」タブを開きます。
- HDMI機器を右クリックし、「プロパティ」を開きます。
- 「拡張(Enhancement)」タブを開きます。
- 「すべての拡張機能を無効にする(Disable all enhancements)」にチェックを入れます。
- また、「立体音響」タブがあれば、そこも「オフ」にします。
これで、パソコンは余計な加工をせず、素のままのクリアな音を送ってくれるようになります。
「ハイレゾ音源だけがおかしい」
少しマニアックですが、Amazon Music HDなどで高音質な音楽を聴く時だけおかしい場合。 「サンプリングレート」の設定ミスかもしれません。
CDの音質は「44.1kHz」ですが、ハイレゾは「96kHz」や「192kHz」という超高精細なデータです。 パソコン側を「192kHz」で出力する設定にしていても、繋いでいるテレビや古いアンプがそれに対応していなければ、音は出ないか、ブツブツと途切れます。
【解決策:CD音質に戻す】
- HDMI機器のプロパティから「詳細」タブを開きます。
- 「既定の形式」のプルダウンメニューを見ます。
- ここを一番無難な「16ビット、44100Hz(CDの音質)」または「48000Hz(DVDの音質)」に変更して「テスト」を押してみてください。
これで安定するなら、機器の限界か、相性問題です。無理に上げず、安定する設定で使いましょう。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「設定画面を見たけど、項目がグレーアウトしていて触れない」 「ケーブルを変えても、設定を変えても、やっぱりプツプツ鳴る」 「パソコン本体のHDMI端子がグラグラしている気がする」
音のトラブルは目に見えない分、原因特定が難しく、泥沼にハマりやすいです。 もしご自身での解決が難しい場合は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。 週明けの月曜日も元気に営業しております。
1. 診断で「切り分け」
店頭のモニターを使って、お客様のパソコンに原因があるのか、それともご自宅のテレビ環境に原因があるのかを切り分けます。 ドライバの更新や設定のリセットで直る場合は、その場で短時間で解決します。
2. HDMIポートの修理
もし、パソコン側のHDMI端子が物理的に破損していたり、内部でハンダ割れを起こして接触不良になっていたりする場合は、分解修理を行います。 基板修理が必要な難易度の高い作業ですが、当店なら対応可能です。
3. 高品質ケーブルの販売
トラブルが起きにくい、シールド性能の高いHDMIケーブルも取り扱っております。 「どれを買えばいいか分からない」という方には、最適なものを選定いたします。
まとめ
音が普通に聞こえる。 これは当たり前のことのようでいて、実はデジタル技術の絶妙なバランスの上に成り立っています。 そのバランスが少し崩れるだけで、私たちは強烈な違和感を感じます。
「まあ、聞こえるからいいか」と我慢して使い続けていると、無意識のうちに脳が欠落した情報を補おうとして、ひどい眼精疲労や頭痛の原因になることもあります。
今日ご紹介した設定を一つずつ試してみてください。 「あ、声が前に出てきた!」 「ノイズが消えて静寂が戻った!」 そんな感動が待っているはずです。
もし解決しなければ、お仕事帰りにでも当店へふらっとお立ち寄りください。 あなたのパソコンの「声」を、私たちがクリアに取り戻します。
冷え込みが続く神戸の夜ですが、皆様のご来店を温かくしてお待ちしております。 今週も一週間、良い音と共に快適なデジタルライフをお過ごしください。




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