三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
そんな冬の寒さが厳しいこの時期、当店に急増するのが「MacBookの動作が異常に遅い」というご相談です。 故障して動かないわけではない。
でも、使うのが苦痛になるほど重たい。 クリックしてからフォルダが開くまでに数秒かかる。 日本語入力の変換が追いつかない。
まるで、パソコンが泥沼の中を歩いているような、このじれったい症状。 「ウイルスかな?」 「SSDの容量がいっぱいなのかな?」 「もう寿命で買い替えるしかないのかな?」
いろいろな原因を疑いたくなりますが、実はこの「異常な遅さ」の真犯人として、真っ先に疑うべきパーツがあります。 それが「バッテリー」です。
「え? バッテリーが悪くなったら充電の持ちが悪くなるだけでしょ? 動作速度に関係あるの?」
そう思われる方が大半だと思います。 しかし、MacBook(特にIntelチップ搭載モデル)においては、バッテリーの劣化と処理速度の低下は、切っても切れない密接な関係にあります。 極端な話、バッテリーが死ぬと、MacBookは本来の性能の半分も出せなくなることがあるのです。
今回は、なぜバッテリーが劣化するとMacBookが「激重」になるのか、その意外なメカニズムと、ご自身でできる診断方法、そして復活への手順について、修理のプロの視点からじっくりと解説していきます。 諦めて買い替える前に、まずはこの記事を読んでみてください。あなたのMacBookは、ただ「お腹が空いて力が出ない」だけなのかもしれません。
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なぜ、バッテリーが劣化するとMacが遅くなるのか?
まずは、この意外な現象のメカニズムをご説明します。 これを知っているだけで、トラブルへの向き合い方が大きく変わります。
MacBookの頭脳であるCPUは、非常に高性能ですが、その分、瞬間的に大きな電力を必要とします。 例えば、重たいアプリを起動した瞬間や、動画の書き出しを始めた瞬間、CPUは「よっしゃ働くぞ!」とフルパワーを出そうとします。 この時、ACアダプター(コンセント)からの電力だけでは足りない場合、Macはバッテリーからも同時に電力を引き出して、ダブルのパワーでCPUを動かそうとします(これをピークパワーと言います)。
しかし、バッテリーが劣化しているとどうなるでしょうか。 劣化したバッテリーは、電気を貯める容量が減るだけでなく、「一度に送り出せる電気の量(電圧)」も不安定になります。 CPUが「電気くれ!」と言った時に、バッテリーが「ごめん、もうそんなに力が出ない…」と供給できなくなってしまうのです。
この状態でCPUが無理やりフルパワーで動こうとすると、電圧不足でパソコンが突然プツンと落ちてしまいます(シャットダウン)。 Macのシステム(macOS)は、この「突然死」を何としてでも防ごうとします。 そこで、システム側がこう判断するのです。
「バッテリー君がもう限界みたいだから、CPU君、君は全力を出さないでくれ。半分の力で働いてくれ」
これが、動作が遅くなる正体です。 専門用語で「プロセッサの抑制(スロットリング)」と言います。 故障を防ぐための安全装置が働いた結果、人間から見ると「異常に遅い」状態になってしまうのです。
特に、Intelプロセッサを搭載したMacBook ProやAirでは、この制御が顕著に出ます。 「kernel_task」というシステムプロセスが、CPUの数百パーセントを占有しているように見え、他のアプリが何もできなくなる。 これは、kernel_taskが暴走しているのではなく、あえてCPUを埋め尽くすことで、他の作業をさせないようにし、パソコンを守っている状態なのです。
冬の寒さが追い討ちをかける
さらに、今の時期(1月)ならではの要因があります。 リチウムイオンバッテリーは「寒さ」にめっぽう弱いです。 バッテリー内部では化学反応によって電気を生み出していますが、気温が下がるとこの化学反応が鈍くなります。
ただでさえ劣化して弱っているバッテリーが、神戸の冬の冷たい風にさらされることで、さらに電圧が低下します。 「夏場はまだ使えていたのに、冬になった途端にカクカクし始めた」 というケースが多いのは、このためです。 もし、寒い部屋でMacBookを使っていて動きが悪いなら、部屋を暖めるだけで少し改善することもありますが、根本的にはバッテリーが悲鳴を上げている証拠です。
あなたのバッテリーは大丈夫?診断方法
では、実際にあなたのMacBookのバッテリーが原因なのかを調べてみましょう。 特別な道具はいりません。macOSの標準機能で診断できます。
レベル1:メニューバーの確認 画面右上のバッテリーアイコンをクリックしてみてください。 そこに「修理サービス推奨」や「交換修理」というメッセージが出ていませんか? もし出ていたら、問答無用でバッテリーの寿命です。 システムが「もう正常に電力を供給できていないよ」と教えてくれています。
レベル2:システム情報の確認(より詳しく) メニューバーに出ていなくても、内部的に劣化が進んでいることがあります。
- 画面左上のリンゴマークをクリックし、キーボードの「Option」キーを押し続けます。
- 一番上の「このMacについて」が「システム情報…」に変わるので、クリックします。
- 開いたウィンドウの左側メニューから「電源」を選びます。
- 右側の情報の「状態情報」という項目を見てください。
ここに「充放電回数」という数字があります。 MacBookのモデルにもよりますが、一般的に「1000回」が寿命の目安とされています。 この数字が1000を超えている、あるいは「状態」が「正常」以外になっている場合、バッテリーは交換時期を迎えています。
レベル3:アクティビティモニタの確認 「動作が重い」瞬間に確認してください。
- 「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」を開きます。
- 「CPU」タブをクリックし、「%CPU」が高い順に並べ替えます。
- 一番上に「kernel_task」という項目があり、それが「300%」や「500%」といった異常な数値を出していませんか?
もしkernel_taskが暴れ回っているなら、それは「バッテリー劣化による電力供給不足」か「熱暴走」のどちらか(あるいは両方)である可能性が極めて高いです。
バッテリー以外の「重たい」原因
もちろん、バッテリーだけが犯人とは限りません。 バッテリーの状態が「正常」なのに遅い場合は、以下の可能性を探ってみてください。
- ストレージ(SSD)の空き容量不足 これは基本中の基本ですが、意外と見落としがちです。 SSDは、空き容量が少なくなると極端に読み書き速度が低下します。 また、macOS自体も作業用の一時ファイルを作るために、常に数十GBの空き地を必要とします。 ストレージが赤色(パンパン)になっていませんか? 最低でも全体の20%、できれば30GB以上の空き容量を確保してください。
- バックグラウンドでの索引作成(Spotlight) OSのアップデート直後や、大量のデータを移行した直後に起こります。 Mac内のファイル検索機能(Spotlight)が、全てのファイルの索引(インデックス)を作り直している最中です。 メニューバーの虫眼鏡アイコンをクリックして、青いプログレスバーが動いていたら、これが原因です。 これは故障ではありません。終わるまで(数時間〜半日)放置するしかありません。
- マルウェアや不要な常駐ソフト 「Macの動作を高速化します!」と謳う怪しいソフト(MacKeeperなど)を入れていませんか? 皮肉なことに、これらのソフトが裏で常に動き回り、Macの全精力を奪って「重く」しているケースが非常に多いです。 身に覚えのない常駐ソフトは削除しましょう。
- 冷却ファンのホコリ詰まり(熱暴走) バッテリー劣化と同じくらい多いのがこれです。 内部のファンにホコリが詰まり、CPUを冷やせなくなると、Macは熱で壊れるのを防ぐために性能を落とします(サーマルスロットリング)。 「ファンの音が常にうるさい」「本体が異常に熱い」という場合は、内部クリーニングが必要です。
「バッテリーを外して使う」はNG?
「バッテリーが悪いなら、バッテリーを抜いてACアダプターだけで使えばいいじゃないか」 そう考える方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、MacBookにおいてそれは「悪手」です。
最近のMacBookは、バッテリーが接続されていない(認識されない)状態だと、安全のためにCPUの性能を強制的に半分以下に制限する仕様になっています。 つまり、バッテリーを外すと、さらに遅くなるのです。 また、MagSafeなどの充電コネクタが不意に外れた瞬間、電源が落ちてデータが消えるリスクもあります。 バッテリーレス運用は、MacBookにおいては推奨されません。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「充放電回数は少ないのに、修理推奨が出ている」 「バッテリーなのか、熱なのか、ウイルスなのか分からない」 「仕事で使っているから、即日で直したい」
原因が特定できない、あるいはバッテリー交換が必要な場合は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。 震災追悼の日の前後も、通常通り営業しております。
- 診断で「真犯人」を特定 バッテリーの電圧チェック、SSDの健康状態、内部温度、ウイルスの有無などを総合的に診断します。 「バッテリーだと思ったら、実はソフトが暴走していただけだった」というケースもあります。無駄な修理はご提案しません。
- 最短即日のバッテリー交換 Apple公式の修理だと1週間〜2週間かかり、データも消去されることが多いですが、当店なら「データそのまま」で、早ければその日のうちにお返し可能です。 仕事帰りに預けて、翌日のランチタイムに受け取る、といった使い方も可能です。
- 内部クリーニングと熱対策 バッテリー交換の際は、必ず裏蓋を開けます。 そのついでに、内部に溜まった数年分のホコリを除去し、カピカピになったCPUグリスを高性能なものに塗り替えるサービスも行っています。 これにより、バッテリーのリフレッシュと同時に、冷却効率も新品同様(あるいはそれ以上)に戻り、MacBookが嘘のようにサクサク動くようになります。
まとめ
「遅いから新しいのを買おうかな」 そう決断する前に、一度バッテリーの状態を見てあげてください。 MacBookは本来、5年〜7年は快適に使えるポテンシャルを持った素晴らしいマシンです。 バッテリーという消耗品を交換してあげるだけで、購入当初のあの「指に吸い付くような快適さ」が戻ってくる可能性は非常に高いです。
神戸・三宮で、あなたのMacBookが再び元気に走り出すお手伝いをさせてください。 1.17の祈りとともに、モノを大切に使い続ける心を込めて、丁寧に対応させていただきます。
皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。





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