【三宮のパソコン修理】WindowsからLinuxサーバーが見えない!NFS共有にアクセスできない時に、コマンドプロンプトと格闘する前に知っておくべき「OSの壁」

PCトラブル

三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!

「Linuxサーバーの共有フォルダ(NFS)が、Windowsからマウントできない」 「コマンドプロンプトで『ネットワークエラー 53』が出る」 「フォルダは見えているのに、書き込み権限がないと弾かれる」

普段、私たちがよく使うWindows同士のファイル共有(SMB)とは違い、LinuxやUNIX系サーバーとの共有に使われる「NFS(Network File System)」。 高速でオーバーヘッドが少ないため、大量のデータを扱う現場では重宝されていますが、いざWindowsのノートパソコンから繋ごうとすると、途端に牙を剥く「気難しいシステム」でもあります。

「設定は合っているはずなのに…」 「Macからは繋がるのに、Windowsだけダメ」

その原因は、サーバーの故障ではなく、「WindowsとLinuxの文化の違い(ユーザー管理や権限の仕組み)」や、「Windowsのエディションによる機能制限」にあることがほとんどです。

今回は、少し玄人向けの内容になりますが、ハマると抜け出せない「NFSアクセス拒否」の迷宮から脱出するための解決策を、修理のプロの視点から徹底解説します。

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そもそも、WindowsはNFSが苦手?(SMBとの違い)

解決策に入る前に、前提知識を整理しておきましょう。 Windowsが標準で使うファイル共有の言葉は「SMB(Server Message Block)」です。

対して、LinuxやUNIXが標準で使う言葉が「NFS」です。

つまり、WindowsからNFSサーバーに繋ぐというのは、「日本語しか話せない人が、フランス語の会議に参加する」ようなものです。通訳(NFSクライアント機能)が必要ですし、文化(ユーザーIDの仕組みなど)の違いも理解しないといけません。 ボタン一つで簡単に繋がらないのは、ある意味で当然なのです。


壁その1:そもそも「通訳」がいない?(Windowsのエディション問題)

これが最大の落とし穴です。Windows 10や11には、「Home」版と「Pro」版(およびEnterprise版)があります。

【衝撃の事実】 Windowsの標準機能として提供されている「NFS用サービス(NFSクライアント)」は、基本的に「Pro」以上のエディションにしか搭載されていません(※バージョンにより異なりますが、Homeでは使えないケースが大半です)。

もし、お使いのノートパソコンが家電量販店で買った家庭用モデル(Home版)なら、いくら設定を探してもNFS接続機能は見つかりません。 「Windowsの機能の有効化または無効化」という画面を見ても、「NFS用サービス」という項目自体が存在しないはずです。

【Home版での解決策】 残念ながら、Windowsの標準機能で繋ぐことは諦めてください。 以下のいずれかの方法をとる必要があります。

  1. WindowsをPro版にアップグレードする: ストアでライセンスを購入し、Proに変更すれば機能が解放されます。
  2. サードパーティ製ソフトを使う: 特定のフリーソフトなどを導入してマウントする(動作保証はありません)。
  3. 諦めてSMBで繋ぐ: サーバー管理者にお願いして、NFSではなくSMB(Samba)でも共有してもらう。これが一番平和的な解決策です。

壁その2:機能はあるけど「オフ」になっている(Pro版の場合)

「私はPro版を使っている!でも繋がらない!」 という方。Pro版でも、初期状態ではNFS機能は「オフ」になっています。手動で有効化する必要があります。

【有効化の手順】

  1. スタートメニューの検索窓に「Windowsの機能」と入力し、「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
  2. リストの中から「NFS用サービス」を探し、「+」ボタンで展開します。
  3. 「NFSクライアント」にチェックを入れます(管理ツール等は不要ならチェックなしでOK)。
  4. 「OK」を押すとインストールが始まり、再起動を求められます。

再起動後、コマンドプロンプトで mount コマンドが使えるようになっていれば、準備完了です。


壁その3:権限(UID/GID)の不一致

機能も入れた。コマンドも打った。 それでも「アクセスが拒否されました」と出る。
あるいは、「読み取りはできるけど、書き込みができない」。

これがNFSトラブルの原因、「ユーザーID(UID)とグループID(GID)の不一致」問題です。

Linuxの世界では、ユーザーは「名前」ではなく「数字(UID)」で管理されています(例:rootは0、一般ユーザーは1000など)。 しかし、WindowsからNFSにアクセスする際、Windowsはデフォルトで「変な数字(または匿名)」をIDとして送信してしまいます。

サーバー側は「登録されていないIDからのアクセスだ!書き込みは許可せん!」と突っぱねるわけです。


壁その4:ポート番号とファイアウォールの干渉

「マウントしようとすると、長い時間待たされた挙句、タイムアウトする」 この場合、ファイアウォールが通信を遮断しています。

NFSは、データのやり取りに「2049番ポート」を使いますが、それ以外にも「111番ポート(Portmapper)」など、複数のポートを使います。

Windows Defender ファイアウォールや、ウイルス対策ソフトが、「NFSなんていう怪しい通信は通さん!」とブロックしている可能性があります。

【解決策】 一時的にファイアウォールを無効にして、接続できるかテストしてください。 もし繋がるなら、ファイアウォールの詳細設定で、「NFS用サービス」の通信を許可するルールを追加する必要があります。


壁その5:NFSバージョンのすれ違い(v3 vs v4)

「サーバーは最新なのに、なぜか繋がらない」 NFSにはバージョンがあります(v2, v3, v4.1など)。 WindowsのNFSクライアントは、デフォルトでv3で接続しようとすることが多いですが、サーバー側が「セキュリティのためにv4しか許可しない」という設定になっていると、話が通じません。

【解決策】

マウントコマンドを打つ際に、バージョンを指定してみるのも一つの手です。
ただ、Windowsの標準クライアントはv3までのサポートが基本となっているケースが多い(OSビルドによる)ため、サーバー側でv3を許可してもらう必要があるかもしれません。


現代の最適解:「WSL」を使うという抜け道

ここまで読んで、「WindowsでNFSを使うの、面倒くさすぎない?」と思った方。 正解です。面倒くさいのです。
そこでお勧めしたいのが、「WSL(Windows Subsystem for Linux)」を使う方法です。

Windowsの中に仮想的なLinux環境(Ubuntuなど)を作れる機能です。 WSLの中は完全なLinuxですので、NFSとの相性は抜群です。

WSL上でNFSマウントを行い、そのフォルダをWindowsのエクスプローラーから参照する。 これが、現代のエンジニアにとって最もストレスの少ない解決策かもしれません。


パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること

「レジストリとか、黒い画面(コマンドプロンプト)とか、見てるだけで頭が痛い」「業務で必要なんだけど、設定がうまくいかない」「Home版だけど、どうしてもNFSに繋ぎたい」

NFSのトラブルは、一般的なパソコントラブルよりも専門知識が必要です。

ご自身で解決できない場合は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。

1. 設定代行・環境構築
Pro版へのアップグレード作業や、NFSクライアントの有効化、レジストリによる権限設定などを代行します。 また、WSLを使った接続環境の構築もお手伝いします。

2. サーバー(NAS)側の設定見直し
もしアクセス可能なNAS本体をお持ち込み(または出張サポート)いただけるなら、NAS側の設定を変更して、Windowsから繋がりやすくする調整も可能です。 SMB(Samba)を有効化して、NFSを使わずに解決する提案もいたします。

3. データ救出
「サーバーにはデータがあるのに、パソコンから取り出せない!」 そんな緊急事態には、Linux搭載の作業用PCを使ってサーバーからデータを吸い出し、USBメモリ等に移し替えるサービスも行っています。


まとめ

WindowsからNFSにアクセスするのは、異なる言語と文化を持つシステム同士の対話です。 「繋がらない」とイライラする前に、「エディションは合っているか」「IDは合っているか」「言葉(バージョン)は通じているか」を一つずつ確認してあげてください。

壁を乗り越えれば、Linuxサーバーの強力なパワーと、Windowsの使いやすさを両立させた快適な環境が手に入ります。

NFSの設定も一筋縄ではいきませんが、私たちプロがサポートします。 困ったときは、いつでも当店を頼ってください。

皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。

ご相談は、LINEメールお電話にて承っております。お気軽にご連絡ください!

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