三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です。
神戸の街も、初詣客の賑わいからビジネスマンの足音へと変わり、三宮のオフィス街も完全に通常運転に戻りました。
さて、そんな「さあ、今年もバリバリ働くぞ!」と気合を入れた矢先に、出鼻をくじくようなトラブルに見舞われている方はいらっしゃいませんか?
「会社のサーバー(NAS)に繋がらない…」 「隣の席の人のパソコンとは共有できているのに、自分のノートPCだけ弾かれる」 「『アクセス許可がありません』とか『ネットワークパスが見つかりません』というエラーが出る」 「年末までは普通に使えていたのに、なぜ!?」
共有フォルダにアクセスできない。 専門用語で言うと「SMB(Server Message Block)通信」のトラブルです。
自分のパソコンの中にあるデータなら問題ないのですが、チームで仕事をしている場合、共有フォルダが見れない=仕事が完全にストップすることを意味します。 Excelファイルが開けない、保存場所が見つからない、バックアップが取れない。
上司に「まだ資料できないの?」と聞かれても、「いや、サーバーに繋がらなくて…」と言い訳している時間は、本当に胃がキリキリしますよね。
特に、ノートパソコンを持ち歩いて仕事をしている方や、年末年始に自宅に持ち帰って、また会社に戻してきたという方に、このトラブルは多発します。 「壊れたのかな?」と焦る前に、まずは深呼吸してください。 共有フォルダに繋がらない原因は、パソコンの故障であることは稀です。 そのほとんどは、Windowsの「セキュリティ強化」や「ネットワーク設定の勘違い」、あるいは「古い規格(SMB 1.0)の切り捨て」などが原因です。
今回は、新年早々の業務停止を防ぐために、共有フォルダ(SMB)にアクセスできない原因と、その解決策を、修理のプロの視点から順を追って詳しく解説していきます。
Windows10のサポートが終了しました
Windows10は、2025/10/14にサポートが終了しました。
このまま放置した場合、ウイルス感染する確率が高くなり、ソフトウェアが使用できなくなる可能性がございます。
詳しくは、LINE・メール・お電話でお気軽にご相談ください。
そもそも「SMB」って何?
解決策に入る前に、少しだけ敵(SMB)を知っておきましょう。 SMBとは、Windowsのパソコン同士や、パソコンとNAS(ネットワークHDD)の間で、ファイルやプリンターを共有するために使われる「言葉(プロトコル)」のことです。
「こんにちは、このファイル見せてください」 「はい、どうぞ。パスワードは合ってますね」
というやり取りを、裏側でこのSMBという言葉を使って行っています。 しかし、Windowsのアップデートや設定の変更によって、この「言葉」が通じなくなったり、「その言葉遣いは古いから無視します」と拒否されたりすることがあるのです。 これが、接続トラブルの正体です。
原因1:場所が変われば顔も変わる?「ネットワークプロファイル」の罠
ノートパソコン特有のトラブルで、最も多いのがこれです。 Windowsには、今繋がっているネットワークが「安全な場所(自宅・職場)」なのか、「危険な場所(カフェ・空港)」なのかを判断する「ネットワークプロファイル」という設定があります。
- プライベートネットワーク(安全): 他のパソコンを見つけたり、共有したりする機能を「オン」にする。
- パブリックネットワーク(危険): セキュリティを高めるため、他のパソコンとの通信を「遮断」する。
年末年始に自宅やカフェのWi-Fiに繋いだ際、あるいは久しぶりに会社のWi-Fiに繋いだ際に、Windowsが勝手に「ここは知らない場所だから、パブリック(危険)にしておこう!」と判断してしまうことがあります。 パブリック設定になっていると、強固な盾(ファイアウォール)が邪魔をして、共有フォルダへの道が閉ざされます。
【解決策】
- タスクバーのWi-Fiアイコン(または地球儀アイコン)をクリックし、接続しているWi-Fiの「プロパティ」または「iマーク」をクリックします。
- 設定画面が開くので、「ネットワークプロファイルの種類」を確認します。
- もし「パブリック」になっていたら、「プライベート」に切り替えてください。
これだけで、「あ、ここは職場だったね!」とパソコンが思い出し、盾を下ろして接続できるようになることがあります。
原因2:名前で呼ぶと無視される?「IPアドレス」で呼んでみる
共有フォルダを開くとき、普段はどうやってアクセスしていますか? 「\Server01」や「\LinkStation」のように、サーバーの「名前」でアクセスしていませんか?
ネットワークの世界では、「名前」と「住所(IPアドレス)」は別物です。 通常は「DNS」という機能が名前を住所に変換してくれるのですが、ネットワークの混雑やルーターの不調で、この変換機能がサボることがあります。 すると、「Server01なんて奴はいないぞ」とエラーが返ってきます。
【解決策】 名前ではなく、直接「住所(IPアドレス)」を入力してみましょう。 サーバーのIPアドレスが「192.168.1.100」だとわかっている場合。
- キーボードの「Windowsキー」+「R」を押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- 入力欄に「\\192.168.1.100」と入力してEnterキーを押します(¥マークはバックスラッシュになることがありますがOKです)。
これで繋がる場合、共有機能自体は生きています。名前解決(DNS)の問題なので、パソコンやルーターの再起動で直ることが多いです。 とりあえず急ぎの仕事は、このIPアドレス打ち込み方式で乗り切ってください。
原因3:古いNASを使っている場合の「SMB 1.0」問題
「会社のNAS、もう10年くらい使ってるんだよね…」 もしそうなら、原因はこれである可能性が高いです。
SMBにはバージョンがあります。昔のNASは「SMB 1.0」という古い言葉しか話せません。 しかし、Windows 10や11の最新版は、セキュリティ上の理由(ランサムウェア対策など)から、初期状態で「SMB 1.0」を無効化しています。
つまり、パソコン側が「そんな古い言葉は聞きません!」と耳を塞いでいる状態です。 Windows Updateが入ったタイミングで、急に無効化されて繋がらなくなるケースが後を絶ちません。
【解決策:SMB 1.0を一時的に有効化する】 ※セキュリティリスクがあるため、あくまで自己責任、またはNASを買い替えるまでの繋ぎとして行ってください。
- スタートメニューの検索窓に「Windowsの機能」と入力し、「Windowsの機能の有効化または無効化」を開きます。
- リストの中から「SMB 1.0/CIFS ファイル共有サポート」を探して「+」を押して展開します。
- 「SMB 1.0/CIFS クライアント」にチェックを入れます(サーバー側はチェック不要)。
- OKを押して、パソコンを再起動します。
これで繋がるようになれば、原因はNASの古さです。 早めに新しいNAS(SMB 2.0以上対応)への買い替えをお勧めします。
原因4:パスワードを変えたのに「古い鍵」を使っている
「新年だし、心機一転パスワードを変えよう」 そう思って、パソコンのログインパスワードや、サーバーのアクセスパスワードを変更しませんでしたか?
Windowsには「資格情報マネージャー」という機能があり、過去に入力したIDとパスワードを記憶してくれています。 しかし、パスワードを変更したのに、この記憶装置が「古いパスワード」をサーバーに送信し続け、サーバー側から「パスワードが違うぞ!」と拒否され続けているケースがあります。 これを繰り返すと、アカウントロックがかかってしまうこともあります。
【解決策】
- スタートメニューで「資格情報」と検索し、「資格情報マネージャー」を開きます。
- 「Windows資格情報」をクリックします。
- 一覧の中から、アクセスできないサーバーの名前やIPアドレスを探します。
- 見つけたらクリックして展開し、「削除」を選びます。
これで古い記憶が消えました。 もう一度共有フォルダにアクセスすると、IDとパスワードを求められる画面が出るはずです。そこで新しい正しい情報を入力してください。
原因5:無断侵入お断り?「安全でないゲストログオン」のブロック
これもWindowsのセキュリティ強化による弊害です。 家庭用の簡易NASや、USBメモリを挿して共有できるルーター機能などでは、IDやパスワードなしで誰でも入れる「ゲストアクセス」を使っていることがあります。
しかし、最近のWindowsは「パスワードも聞かずに接続させるなんて怪しい!」と判断し、この「安全でないゲストログオン」をブロックする設定になっています。 エラーコード「0x80070035」などが出ることがあります。
【解決策】 これは「ローカルグループポリシーエディタ」などを触る必要があり、少々難易度が高いです。 Pro版のWindowsをお使いの場合は、以下の手順で緩和できることがあります。
- 「gpedit.msc」を実行してエディタを開く。
- 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「Lanman ワークステーション」へ進む。
- 「安全でないゲストログオンを有効にする」をダブルクリックし、「有効」にしてOK。
※Home版ではこのツールが使えないため、レジストリ操作が必要になりますが、危険が伴うためプロに任せることをお勧めします。
原因6:セキュリティソフトの「ファイアウォール」が暴走
「ウイルスバスター」や「ノートン」、「マカフィー」などを入れていますか? これらのソフトは優秀ですが、たまに「味方(共有サーバー)」を「敵(ハッカー)」と勘違いして、通信を遮断してしまうことがあります。 特に、ネットワーク環境が変わった直後(Wi-Fiが変わった時など)に、防御設定が厳しくなることがあります。
【解決策】 タスクバーのセキュリティソフトのアイコンを右クリックし、「ファイアウォールを一時的に無効にする」を選んでみてください(10分間など)。
この状態で共有フォルダが開けるなら、犯人はセキュリティソフトです。 ソフトの設定画面で、ファイルとプリンターの共有を許可するか、ネットワークの信頼レベルを変更する必要があります。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「レジストリとか怖くて触れない」 「IPアドレスって何?よく分からない」 「とにかく明日までにデータを取り出さないとマズい!」
共有フォルダのトラブルは、原因が目に見えないため、解決の難易度が高くなりがちです。 そんな時は、ぜひ三宮駅から徒歩2分の「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。 本日1月8日から、通常通り元気に営業しております。
1. 持ち込み診断・出張設定 ノートパソコンをお持ち込みいただければ、設定の確認や、SMB 1.0の有効化、資格情報のクリアなどをその場で行います。 また、社内ネットワーク全体の問題であれば、神戸市内外への出張サポートもご相談可能です(要予約)。
2. 古いNASからのデータ救出・移行 「NASが古すぎて繋がらないなら、買い替えたいけどデータはどうするの?」 そんなお悩みも解決します。 古いNASからデータを吸い出し、外付けHDDや新しいNASへ移行する作業を代行します。 繋がらなくなったNASからのデータ復旧も得意分野です。
3. テレワーク・VPN設定のサポート 「自宅から会社の共有フォルダを見たい」 そんなご要望に合わせて、VPNの構築やリモートデスクトップの設定もお手伝いします。
まとめ
共有フォルダに繋がらない状態は、いわば仕事の血流が止まっている状態です。 焦る気持ちは痛いほど分かりますが、適当に設定をいじくり回すと、余計にセキュリティホールを作ってしまったり、完全に接続できなくなったりするリスクがあります。
まずは、
- Wi-Fiが「プライベート」になっているか確認
- IPアドレスで直接叩いてみる
- 完全シャットダウン(Shift+シャットダウン)して再起動
この3つを試してみてください。 「なんだ、再起動したら直ったよ」ということも、実は一番多いのです。
それでもダメなら、無理せずプロを頼ってください。 お仕事帰りや、ランチのついでにお立ち寄りいただければ、専門スタッフが親身に対応させていただきます。
ネットワークの詰まりを解消して、2026年の仕事始めをスムーズにスタートさせましょう! 皆様のご来店、ご相談をスタッフ一同心よりお待ちしております。





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