明けましておめでとうございます!
三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です。
本日は2026年1月6日。 多くの方にとって、今日が仕事始め、あるいは学校が始まる日ではないでしょうか。 長いお正月休み、いかがお過ごしでしたか? こたつに入ってミカンを食べながら動画を見たり、お餅をつまみながらオンラインゲームに没頭したりと、パソコンが大活躍したという方も多いはずです。
さて、そんな激闘の年末年始を共にした相棒、ノートパソコンのキーボードをふと見てみてください。
「うわっ…私のキーボード、汚すぎ…?」
キーの隙間に落ちたお菓子の食べカス。 画面に飛んだ微細な飛沫の跡。 そして、なんとなくキーの表面が手脂でテカテカしている。
新しい年を気持ちよくスタートさせるために、まずはこの汚れを一掃したい! そう思って、100円ショップや雑貨屋さんで、あの「青や緑のプルプルした物体」を買ってこようとしていませんか? そう、通称「お掃除スライム(ジェルクリーナー)」です。
独特の感触で、複雑な凸凹に密着し、ホコリをごっそり吸着してくれる便利なアイテム。 SNSや動画サイトでも「見ていて気持ちいい!」と度々話題になりますよね。 確かに、リモコンや、キーの深いデスクトップパソコンのキーボードには効果的かもしれません。
しかし、声を大にして言わせてください。 ノートパソコンのキーボードに、あのお掃除スライムを使うのは、極めてリスクが高い「ギャンブル」です。
私たち修理店には、この「スライム掃除」に失敗し、キーボードを再起不能にしてしまったお客様が、実はかなりの頻度で駆け込んでこられます。 「綺麗にするつもりだったのに、まさか壊してしまうなんて…」 そんな悲劇を招かないために、今回は「なぜノートパソコンにスライムは危険なのか」という理由と、安全かつ確実に綺麗にするための「プロの清掃テクニック」を解説します。
仕事始めの今日、愛機を壊してしまわないよう、ぜひ最後までお読みください。
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悲劇の始まり:なぜスライムが「牙を剥く」のか?
お掃除スライムの謳い文句は、「隙間に入り込んでゴミを吸着する」です。 しかし、ノートパソコンにおいて、この「入り込む」という性質こそが最大の命取りになります。
- ノートパソコンのキーは「繊細なガラス細工」 デスクトップパソコンのキーボードと違い、ノートパソコンのキーボードは薄型化のために非常に複雑で繊細な構造をしています。 キーの下には「パンタグラフ」という、プラスチックの薄い骨組みが交差しており、ほんの数ミリの隙間で動いています。 ここにスライムを押し付けるとどうなるか。 スライムは流動体ですから、当然、パンタグラフの複雑な隙間にニュルニュルと入り込みます。 そして、引き剥がそうとした瞬間、強度が足りずに「ちぎれる」のです。
キーの裏側の、ピンセットでも届かないような奥深くに、ちぎれたスライムの破片が残ってしまったら、もうおしまいです。 その破片がクッションになってしまい、キーを押しても反応しない、あるいは押した感覚がグニョグニョして戻ってこない、という故障を引き起こします。
- 温度による「液状化」の罠 スライムは、温度によって硬さが変わります。 冬場、暖房の効いた暖かい部屋で使ったり、あるいはパソコン自体が少し熱を持った状態で使ったりすると、スライムはドロドロに柔らかくなります。 その状態でキーボードに乗せると、もはや固体ではなく「液体」として内部に浸透します。 キーボードの下には、重要な電子基板(マザーボード)があります。 そこまで流れ込んでしまうと、ショートを起こしてパソコンの電源すら入らなくなる、最悪の事態を招きます。 「スライムで水没故障」なんて、笑えない冗談のような故障事例が実際にあるのです。
- 水分と成分の問題 多くのジェルクリーナーは、水分やエタノール、香料などを含んでいます。 長時間キーボードの上に放置すると、その水分が隙間から染み出し、内部の接点を錆びさせることがあります。 「しばらく置いておけば汚れが浮くはず」と思って放置し、剥がしたらキーボードが全滅していた、というケースもあります。
それでもスライムを使いたい場合の「防衛策」
ここまで読んでも、「でもあのホコリを一網打尽にする快感が忘れられない」という方もいるかもしれません。 どうしても使う場合は、以下の点だけは絶対に守ってください。あくまで自己責任にはなりますが、リスクを減らすことはできます。
- 押し付けない、転がすだけ ギュッギュッと指で押し込むのは厳禁です。表面をサッと転がすように動かし、表面のホコリだけを取るイメージで使ってください。
- 冷えた状態で使う 使う前に冷蔵庫などで少し冷やし、固めの状態で使ってください。ドロドロの状態は危険です。
- 使用期限を守る 一度使って黒ずんだスライムや、乾燥してボロボロ崩れるようになったスライムは、すぐに捨ててください。劣化したスライムは粘着力が異常に強くなったり、逆に脆くなったりして、事故のもとです。
これが正解!プロが教える「安全確実なキーボード清掃術」
では、スライムを使わずにどうやって綺麗にすればいいのでしょうか。 私たち修理屋が実践している、地味ですが確実で安全な方法をご紹介します。 用意するものは、100円ショップや家電量販店で揃うものばかりです。
用意するもの
- エアダスター(スプレー缶の空気)
- 柔らかい刷毛(ハケ)または新品のメイク用ブラシ
- マイクロファイバークロス(眼鏡拭きでも可)
- 無水エタノール(ドラッグストアで売っています。なければウェットティッシュでも可ですが、水分少なめのものを)
手順1:まずは「重力」を味方につける パソコンの電源を完全に切り、ケーブル類を外します。 そして、ノートパソコンを開いた状態で、逆さま(キーボード面を床に向ける)にします。 そのまま、底面を優しくトントンと叩いてください。 これだけで、キーの隙間に挟まっていた大きな食べカスやホコリの半分くらいは落ちてきます。 原始的ですが、内部に入り込ませないためには一番安全な方法です。
手順2:風で吹き飛ばす 逆さまにしたまま、あるいは横に立てた状態で、エアダスターを吹きかけます。 ポイントは「横から」吹くことです。 上から垂直に吹くと、ホコリを奥に押し込んでしまうことがあります。キーの隙間に風を通すイメージで、シュッ、シュッ、と短く吹いてください。 ※エアダスターは缶を振ったり、逆さまにして吹いたりしないでください。冷却液が出て故障の原因になります。
手順3:ブラシで掻き出す エアダスターで飛ばなかった細かいホコリを、刷毛やブラシで優しく掃き出します。 この時、硬いブラシ(歯ブラシなど)を使ってゴシゴシ擦るのは避けてください。キートップの塗装が剥げたり、傷がついたりします。女性用のチークブラシのような、柔らかい毛質のものがベストです。
手順4:仕上げの拭き上げ 最後に、キーの表面についた手脂や汚れを拭き取ります。 マイクロファイバークロスに、無水エタノールを「少しだけ」含ませて拭きます。 ビシャビシャに濡らしてはいけません。すぐに乾く程度が適量です。 アルコール除菌シートなどを使う場合も、液が滴らないように固く絞ってから使ってください。 キーの側面まで丁寧に拭いてあげると、新品のような輝きが戻ります。
※注意:掃除機は使わないで! 掃除機のノズルをキーボードに押し付けて吸う方がいますが、これはNGです。 掃除機の吸引口付近では強い静電気が発生します。これがキーボードを通じて内部の基板に飛び火し、パソコンを壊す恐れがあります。また、キートップごと吸い込んでしまう事故も多いです。
「取れない汚れ」や「ネバネバ」がある時は…
もし、ジュースやコーヒーをこぼしてしまい、キーを押すと「ペチャッ」とくっつくような感触がある場合。 あるいは、スライムの破片が入り込んで取れなくなってしまった場合。
残念ながら、これは表面からの掃除では直りません。 キーボードの全交換、あるいは分解洗浄が必要です。 ご自身でキートップ(文字の書いてある蓋)を無理やり外そうとすると、9割以上の確率で中のパンタグラフ(プラスチックの爪)を折ってしまいます。 ノートパソコンのキートップは、一度外すと元に戻せない構造のものも多いのです。
こうなってしまったら、無理をせず私たちプロにお任せください。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「スライムが詰まってしまった」 「特定のキーだけ反応が悪い」 「大掃除ついでに、内部まで徹底的に綺麗にしたい」
そんな時は、三宮駅からすぐの「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。 本日1月6日から、通常営業を開始しております。
- キーボードの修復・交換 スライムが詰まった場合でも、除去できる場合があります。 もし部品交換が必要な場合でも、メーカー修理より安価に、機種に合わせた新品キーボードへの交換が可能です。
- 内部クリーニングサービス キーボードの表面だけでなく、パソコン内部のファンや基板に溜まったホコリも、分解して徹底的に除去します。 これにより、パソコンの寿命を延ばし、動作音も静かになります。
まとめ:道具選びは慎重に
スライムのような便利グッズは、使う場所さえ選べば素晴らしいアイテムです。 しかし、精密機器の塊であるノートパソコンには、少々荷が重すぎます。
「楽をして綺麗にしたい」という気持ちは分かりますが、その代償としてパソコンを壊してしまっては元も子もありません。 急がば回れ。エアダスターとクロスを使った地道な掃除こそが、愛機を長く使うための秘訣です。
新年、ピカピカのキーボードで仕事を始めれば、気持ちも引き締まり、良いアイデアも浮かんでくるはずです。 もし、掃除中にトラブルが起きたり、どうしても取れない汚れがあったりした場合は、お買い物ついでに当店へふらっとお立ち寄りください。
今年も皆様の快適なパソコンライフを、スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。 ご来店、心よりお待ちしております!





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