三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
12月も下旬に入り、神戸の街はクリスマスムード一色ですね。 三宮センター街や地下街を歩いていると、プレゼントを選んでいる方や、年末の買い出しをされている方で賑わっていて、なんだかこちらまでワクワクしてきます。
しかし、そんな楽しい年末の空気を一瞬で凍りつかせる、恐ろしい出来事があります。
それは、パソコンの電源が入らないことです。
「年賀状を作ろうと思ってパソコンを開き、電源ボタンをポチッ」 「……シーン」 「あれ? 押し方が悪かったかな? もう一度、ポチッ」 「……」 「えっ、嘘でしょ?」
ファンも回らない。ランプも点かない。画面も黒いまま。 昨日までは普通に使えていたのに、なぜ急に? 仕事のデータは? 家族の写真や動画は? 頭の中を最悪の想像が駆け巡り、冷や汗が止まらなくなりますよね。
年末年始、メーカーのサポートセンターはお休みに入ります。修理に出しても返ってくるのは来年の1月中旬以降。 まさに絶体絶命のピンチです。
ですが、どうか落ち着いてください。 電源が入らない=パソコンが完全に死んだ、とは限りません。 実は、冬場特有の「ある原因」によって、パソコンが一時的に気絶しているだけ、というケースが非常に多いのです。 この場合、自宅にあるものを使って、わずか数分で復活させることができます。
諦めて修理店に駆け込む前に、まずはこの記事を読んでみてください。 そのパソコン、まだ息を吹き返すかもしれませんよ。
Windows10のサポートが終了しました
Windows10は、2025/10/14にサポートが終了しました。
このまま放置した場合、ウイルス感染する確率が高くなり、ソフトウェアが使用できなくなる可能性がございます。
詳しくは、LINE・メール・お電話でお気軽にご相談ください。
ステップ1:まずは「電気」が来ているかを確認する
故障を疑う前に、まずはガソリン(電気)が入っているかを確認しましょう。 「そんな初歩的なこと」と思われるかもしれませんが、焦っていると意外と見落とすものです。
ACアダプターのランプを確認する ノートパソコンの側面に、充電状態を示す小さなランプ(LED)はありませんか? ACアダプターを挿した時、ここが点灯(または点滅)していますか?
ランプが点いている場合 電気は来ています。バッテリーや充電器は正常です。 この場合、電源ボタンを押しても反応しないのは、パソコンが「スリープモードから復帰できていない」か、「液晶画面が壊れていて映らないだけ(本体は動いている)」の可能性があります。 耳を澄ませて、ファンの音やHDDの回転音がしないか確認してください。音がしているなら、電源は入っています。
ランプが消えている場合 電気が来ていません。 ACアダプターがコンセントから抜けていませんか? 延長コードのスイッチがオフになっていませんか? ACアダプター自体が断線して壊れている可能性もあります。もし家族が同じメーカーのパソコンを持っていたら、充電器を借りて挿してみてください。それでランプが点けば、犯人は充電器です。
ステップ2:冬の魔物「静電気」を除去する(放電作業)
充電ランプも点かない、あるいは点いているのに電源ボタンが無反応。 そんな時に最も効果的なのが、この「放電作業」です。
冬の神戸は乾燥しています。 厚着をしてパソコンに触れると、知らず知らずのうちに人体からパソコンへ「静電気」が流れます。 パソコンの内部回路(マザーボード)に不要な電気が溜まると、保護回路が働いて「ロック」がかかり、電源が入らなくなります。 これを解除してあげれば、嘘のように復活します。
放電の手順(復活の儀式)
- ノートパソコンから、ACアダプター(充電ケーブル)を抜きます。
- マウス、USBメモリ、外付けHDD、プリンターなど、繋がっている周辺機器を全て抜きます。SDカードやDVDディスクも入っていたら取り出します。
- もし、バッテリーが簡単に取り外せる機種であれば、バッテリーも外します。(最近の薄型モデルやMacBookなどは内蔵式で外せないので、そのままで大丈夫です)
- パソコンに「何も繋がっていない状態」にします。
- そのまま、1分~5分ほど放置します。
- 電源ボタンを数回、カチカチと空押しします(中に残った電気を逃がすイメージで)。
- バッテリー(外した場合)とACアダプターだけを戻します。
- 祈りを込めて、電源ボタンを押します。
どうでしょうか? 「ブォン」というファンの音と共に、メーカーロゴが表示されれば成功です! 故障ではありませんでした。ただの帯電です。
ステップ3:電源ボタンそのものが「物理的に」壊れている
放電してもダメな場合、次に疑うのは「ボタンの故障」です。 毎日押している電源ボタン。実はここ、非常に壊れやすいパーツの一つなのです。
クリック感がない いつもなら「カチッ」とか「ペコッ」という感触があるのに、押してもスカスカしていませんか? あるいは、逆に陥没したまま戻ってこない状態になっていませんか? これは、ボタンの下にあるプラスチックの部品やバネが折れています。 物理的にスイッチが押せていないので、当然電源は入りません。
強く押さないと反応しない 「最近、爪先でグッと押し込まないと点かなくなっていた」という前兆はありませんでしたか? これはスイッチの接点が摩耗しているサインです。 ついに寿命を迎えて、完全に通電しなくなったと考えられます。
これらは部品交換修理が必要です。 ただし、無理やりグリグリと押し込むのは止めてください。ボタンの奥にある基板そのものを破壊してしまい、修理代が跳ね上がる原因になります。
ステップ4:最恐の故障「マザーボード」と「液体混入」
ボタンの感触は正常、充電ランプも点かない(あるいは一瞬点くけどすぐ消える)。 放電しても効果なし。 ここまで来ると、残念ながらパソコンの心臓部である「マザーボード(メイン基板)」が故障している可能性が高いです。
チップコンデンサのショート マザーボード上には、米粒よりも小さな電子部品が数千個乗っています。 その中の一つでもショート(短絡)すると、安全のために電気の流れを全体でストップさせます。 突然死の原因ナンバーワンです。
過去の水没による腐食 「半年前にコーヒーをこぼしたけど、乾かしたら使えたから放置していた」 そんな記憶はありませんか? 液体は時間をかけて基板を錆びさせます。 最初は動いていても、腐食が電源回路に達した瞬間、二度と電源が入らなくなります。
DCジャック(充電口)の破損 ACアダプターを挿す穴がグラグラしていませんか? 中でハンダが割れて、電気が供給できなくなっているケースです。 角度を変えると充電ランプが点いたり消えたりする場合は、これが原因です。
修理に出す前に…データは無事なのか?
皆様が一番心配されるのは、パソコン本体よりも「中のデータ」だと思います。 電源が入らないと、データのバックアップも取れませんからね。
ここで朗報です。 「電源ボタンが反応しない」という故障の場合、データが保存されている「HDD(ハードディスク)」や「SSD」は、無傷で生きている確率が95%以上です。
電源回路が壊れているだけで、記憶装置は元気なのです。 メーカー修理に出すと「メイン基板交換・データ初期化」という悲しい見積もりが来ることがありますが、私たちのような修理店ではアプローチが違います。
もしパソコン本体が直せなくても、中からHDD/SSDを取り出し、専用のケースに入れて「外付けハードディスク」としてお渡ししたり、新しいパソコンへデータを引っ越しさせたりすることができます。 「電源が入らない」=「データ全滅」ではありません。諦めないでください。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「放電を試したけどダメだった」 「ボタンが陥没してしまっている」 「とにかく中の写真データだけは取り出したい」
そんな時は、ぜひ三宮駅からすぐの「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にご相談ください。
- 原因を特定する無料診断 電圧チェッカーや専用の診断機材を使って、どこまで電気が流れているかを検査します。 「ただのACアダプター故障」なのか、「マザーボード故障」なのかを明確にし、お見積りを提示します。
- 基板修理で安価に復旧 メーカーなら「基板全交換」で10万円コースの修理でも、当店なら「壊れたコンデンサ1個」を見つけ出して交換する「基板補修」が可能です。 これにより、費用を大幅に抑えて電源が入る状態に直せることがあります。
- 最短即日のデータ救出 パソコンを修理しなくてもいいから、データだけ抜いてほしい。 そんなご要望にも即日対応可能です。 USBメモリや外付けHDDをお持ちいただければ、その場でデータを移行します。
まとめ
電源ボタンを押しても反応しないパソコン。 それはただの鉄の塊になったように見えますが、中ではまだあなたの大切なデータを抱えて生きています。
年末年始、家族の思い出の写真を見返そうとしていた矢先のトラブル。 本当に焦ると思いますが、無理に電源ボタンを連打したり、叩いたりせず、まずは優しく放電作業を試してあげてください。
それでも目覚めない時は、私たちプロの出番です。 神戸・三宮にお越しの際は、お買い物ついでに本体をお持ち込みください。 「なんだ、ここが接触不良だっただけですよ」と、その場で直ることも珍しくありません。
あなたの相棒を再び目覚めさせるために、スタッフ一同全力でサポートいたします。 皆様のご来店を心よりお待ちしております。





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