三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
神戸の街もすっかり季節が移ろい、三宮センター街や元町周辺のカフェでは、温かい飲み物を片手にノートパソコンを開いて作業やお勉強をされている方を多く見かけるようになりました。 そんな穏やかな日常の中で、ふと耳を澄ませてみてください。
あなたの手元にあるノートパソコンから、「なんか、うるさい音」が聞こえてきませんか?
「ブォォォォ……」という風のような音。 「カリカリ、ジジジ……」という虫のような音。 あるいは、「キュルキュル……」という不快な高音。
買ったばかりの頃はあんなに静かだったのに、いつの間にか主張の激しくなった相棒。 「まあ、古いからこんなものか」 「動いているから大丈夫だろう」 そう思って、イヤホンをして音をごまかしたりしていませんか?
実は、その「なんかうるさい」という違和感こそが、パソコンが発している「命に関わるSOSサイン」である可能性が非常に高いのです。 異音は、単なる騒音問題ではありません。内部で何かが「磨耗」し、「熱」を持ち、あるいは「破壊」されつつある証拠です。
これを放置するとどうなるか。 ある日突然電源が入らなくなったり、一番大切なデータが保存されているハードディスクがクラッシュして全ての思い出が消えたりします。
今回は、そんな漠然とした「ノートパソコンの異音」の正体を突き止め、最悪の事態を防ぐために今すぐすべき対処法を、修理のプロの視点から徹底解説します。 原因さえ分かれば、静寂は取り戻せます。ぜひ最後までお読みください。
ステップ1:その音はどんな音?「耳」で分かる故障診断
「なんかうるさい」と言っても、音の種類によって原因は全く異なります。まずは静かな場所で、パソコンに耳を近づけてみてください。どんな音が聞こえますか?
1. 「ブォォォーー!!」(扇風機のような音)
これは最も多いケースで、「冷却ファン」が全力回転している音です。 パソコンの頭脳であるCPUは、計算をするたびに高熱を発します。その熱を冷ますためにファンが回るのですが、常にこの音が鳴り止まない場合、パソコンが「窒息」または「熱中症」を起こしています。 内部にホコリが詰まっていたり、熱を伝えるグリスが劣化していたりして、冷やしたくても冷えない状態です。パソコンは「もっと風を送らなきゃ!」と必死になってファンを回し続けているのです。
2. 「カリカリ」「ジージー」「カタンカタン」(引っ掻くような音)
この音が聞こえたら、緊急事態です。 もしお使いのパソコンに「HDD(ハードディスク)」が入っているなら、今すぐデータのバックアップを取ってください。 HDDは内部で高速回転する円盤に、レコード針のような部品(磁気ヘッド)を近づけてデータを読み書きします。 この「カリカリ」という音は、その針が不安定な動きをしていたり、最悪の場合、円盤を物理的に引っ掻いていたりする音です。 これは「HDDの断末魔」です。いつ読み込めなくなってもおかしくありません。
3. 「ガリガリガリ!」「ブブブブ…」(振動を伴う音)
これは何かが物理的にぶつかっている音です。 多くの場合、冷却ファンの軸がズレて羽がケースに当たっているか、内部に小さなネジやゴミが入り込んでファンの羽に接触しています。 あるいは、CD/DVDドライブの中でディスクが暴れている可能性もあります。 放置するとファンが破壊されて止まり、その直後にパソコンが熱暴走でシャットダウンします。
4. 「キィィィン」「キュルキュル」(高い金属音)
これは「コイル鳴き」と呼ばれる電気的な共振音か、ファンの軸受け(ベアリング)の油切れです。 コイル鳴きの場合は故障ではありませんが、ファンの油切れの場合は、遠からずファンが動かなくなります。
犯人は「ホコリ」と「グリス」? パソコンが熱くなる理由
異音のナンバーワン原因である「ファンの回転音」。 なぜ、昔は静かだったのに、今はこんなに必死に回るようになってしまったのでしょうか。
最大の理由は、「排熱不足」です。
ノートパソコンの内部には、CPUの熱を外に逃がすための「ヒートシンク」という金属の部品があります。ファンの風をこの金属の隙間に通すことで熱を捨てるのですが、長年使っていると、この隙間に「フェルト状になったホコリ」がびっしりと詰まります。 まるで換気扇にフィルターを何重にも貼り付けたような状態です。これでは、いくらファンが回っても熱風が外に出ません。
さらに、CPUとヒートシンクの間には、熱を伝えるための「CPUグリス」が塗られていますが、これも3年~5年で完全に乾ききり、カピカピのセメントのようになってしまいます。 こうなると熱が伝わらず、CPUは常に100℃近い高温になります。
パソコンは「熱い!死ぬ!」と判断し、ファンを限界まで回します。これが「ブォォォーー!!」という爆音の正体です。 この状態を放置すると、熱によって基板のハンダが劣化し、ある日突然電源が入らなくなる「グラフィックチップ剥離」などの重篤な故障を招きます。
「カリカリ」音はHDDからの警告!SSDへの換装を急げ
もし、聞こえてくるのがファンの風切り音ではなく、「カリカリ」「ジージー」というアクセス音であれば、対処法は掃除ではありません。「部品交換」一択です。
前述の通り、これはHDDの寿命が近づいているサインです。 HDDは非常に精密な機械部品であり、消耗品です。異音がし始めたHDDを使い続けることは、ブレーキの効かなくなった車で走り続けるのと同じくらい危険です。
この場合、私たちが強くおすすめするのは、「SSD(ソリッドステートドライブ)への換装」です。
SSDは、HDDのような回転部品が一切ありません。USBメモリのようにチップでデータを保存します。 そのため、
- 完全無音:カリカリ音も回転音も一切しません。
- 爆速化:起動速度やアプリの動作が劇的に(3倍~5倍)速くなります。
- 衝撃に強い:持ち運びで壊れるリスクが激減します。
「うるさいパソコン」の原因がHDDなら、SSDに変えるだけで「無音」かつ「爆速」の快適なマシンに生まれ変わります。これは修理というより、劇的なアップグレードです。
自分でできる?「とりあえず」の対処法とNG行動
「修理に出す前に、何か自分でできることはない?」 そう思う方もいるでしょう。軽度のホコリ詰まりなら、自宅ケアで改善することもあります。
【やってみること】
- エアダスターで掃除: パソコンの電源を切り、通気口(排気口)にエアダスターを短く「シュッ、シュッ」と吹きかけます。ただし、強く吹きすぎるとファンを痛めたり、逆にホコリを奥に押し込んだりするので注意が必要です。
- 置き場所を変える: ベッドや布団の上、毛足の長いカーペットの上で使っていませんか?柔らかい布が底面の吸気口を塞ぎ、窒息させている可能性があります。硬い机の上で使いましょう。
- 負荷の高いアプリを消す: タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)を見て、CPUを使いすぎているアプリがないか確認し、不要なら終了させます。
【やってはいけないNG行動】
- バンバン叩く: 昭和のテレビではありません。叩くとHDDのヘッドがディスクに衝突し、データが即死します。
- 掃除機で吸う: 吸気口を掃除機で強力に吸うと、静電気が発生して基板を壊したり、ファンを無理やり高速回転させて軸を痛めたりします。
- 保冷剤で冷やす: パソコンが熱いからといって、氷や保冷剤を当てるのは厳禁です。内部で結露が発生し、ショートして水没故障と同じ状態になります。
パソコン修理サービス 神戸三宮店ができること
「エアダスターを使っても音が止まない」 「カリカリ音が怖くてパソコンが開けない」 「分解掃除なんて、壊しそうで自分では無理」
そんな時は、ぜひ私たち「パソコン修理サービス 神戸三宮店」にお任せください。 プロならではの技術で、あなたのパソコンに「静寂」と「健康」を取り戻します。
1. 完全分解クリーニング 外から吹くだけでは取れない、内部のヒートシンクに詰まった「ホコリの壁」を、分解して徹底的に除去します。ファンの羽の一枚一枚まで綺麗にします。
2. 高級グリスへの塗り替え カピカピになった古いグリスを除去し、熱伝導率の高い「高級ナノダイヤモンドグリス」や「シルバーグリス」に塗り直します。これだけで、CPU温度が10℃~20℃下がり、ファンが驚くほど静かになります。
3. ファンの交換 軸がブレて異音を出しているファンは、新品の部品に取り替えます。メーカー修理よりも安価で、スピーディーに対応可能です。
4. HDDからSSDへの換装(データそのまま!) カリカリ音の原因であるHDDを、無音のSSDに交換します。 当店の強みは、「クローン(丸ごとコピー)」技術です。 今のデータ、設定、壁紙、ソフトなどを全てそのまま新しいSSDに移し替えます。 修理から戻ってきたその瞬間から、いつもの環境で、しかし「無音かつ爆速」で使い始めることができます。
まとめ
「なんかうるさいな」 そう感じた時が、パソコンを救うラストチャンスです。
ファンの音なら熱対策を、HDDの音ならSSD換装を。 原因に合わせた適切な処置をすれば、あなたのパソコンはまだまだ現役で活躍できます。
逆に、うるさいまま使い続けて熱暴走させたり、HDDをクラッシュさせてしまったりすると、修理費用が高額になるだけでなく、お金では買えない大切なデータを失うことになります。
「最近、音が気になる」 それだけでも十分な相談理由です。 神戸・三宮にお越しの際は、お買い物ついでに当店へふらっとお立ち寄りください。無料診断で、異音の正体を突き止めます。
静かで、サクサク動くパソコンを取り戻して、ストレスフリーなデジタルライフを送りましょう! 皆様のご来店を心よりお待ちしております。





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