三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
神戸の街も、三宮のカフェやコワーキングスペースで、ノートパソコンを広げてお仕事をされている方を本当に多く見かけるようになりました。 持ち運びができて、どこでも作業ができるノートパソコンは現代人の必須アイテムですが、その利便性の要である「開け閉めできる」という構造が、時として致命的な弱点になることをご存知でしょうか。
私たちのお店には、毎日多くのパソコントラブルが持ち込まれますが、その中でも特に「使いづらそうだな…」と同情してしまう症状があります。
「画面の角度を90度くらいにすると真っ暗になるんです」 「少し奥に倒すと映るんですけど、手前に引くと砂嵐になります」 「一番いい角度を見つけて、そこから指一本触れずに使っています」
まるで、昔のアナログテレビのアンテナ調整のようなことを、最新のノートパソコンでやっているお客様がいらっしゃいます。 「コツさえ掴めば使えるから」と、だましだまし使っているその状態。
はっきり申し上げます。 そのパソコン、「首の皮一枚で繋がっている」状態です。
角度によって映ったり映らなかったりする症状は、単なる接触不良ではありません。内部で重要なパーツが「千切れかけている」サインなのです。 これを放置して「角度調整」で乗り切ろうとすると、ある日突然、バチッという音と共に二度と映らなくなるだけでなく、最悪の場合はマザーボード(メイン基板)まで道連れにして故障します。
今回は、この厄介な「角度依存の画面トラブル」の正体と、なぜ今すぐ修理が必要なのか、そして私たちプロがどのように直しているのかを、徹底的に解説します。
Windows10のサポートが終了しました
Windows10は、2025/10/14にサポートが終了しました。
このまま放置した場合、ウイルス感染する確率が高くなり、ソフトウェアが使用できなくなる可能性がございます。
詳しくは、LINE・メール・お電話でお気軽にご相談ください。
画面の裏側で起きている「断線」の悲劇
なぜ、角度を変えると映像が消えるのでしょうか。 「画面が壊れたのかな?」と思われるかもしれませんが、実は液晶パネルそのものは正常であるケースがほとんどです。
犯人は、本体と画面を繋いでいる「液晶ケーブル(ディスプレイケーブル)」です。
ノートパソコンを想像してみてください。 キーボードがある「本体側」と、液晶がある「画面側」。この2つは「ヒンジ(蝶番)」という金具で繋がっていますよね。 では、映像のデータや、画面を光らせるための電気はどうやって送られているのでしょうか?
実は、このヒンジの狭い隙間や、内部の空洞を、きしめんのような平たいケーブルが通っているのです。 ノートパソコンを開け閉めするということは、このケーブルを「曲げたり伸ばしたり」しているのと同じです。
針金を思い出してください。同じ場所を何度もクネクネと曲げ伸ばししていると、やがて金属疲労を起こしてプツンと切れてしまいますよね? ノートパソコンのケーブルも同じです。長年の開閉による摩擦やねじれ、引っ張りに耐えきれなくなり、内部の導線が「断線(切れかかっている)」状態になっているのです。
- ある角度では映る: 切れかかった銅線同士が、たまたま接触して電気が流れている。
- 角度を変えると消える: ケーブルが引っ張られて、切れ目が離れてしまう。
これが、あの怪奇現象の正体です。 つまり、「映る角度」を探してグリグリと画面を動かす行為は、「切れかかっている傷口を、無理やり広げたりくっつけたりして遊んでいる」のと同じことなのです。
放置厳禁!「ショート」が招く最悪のシナリオ
「まあ、映る角度で固定して使えばいいや」 そう思っているあなたに、修理屋としてどうしても伝えたいリスクがあります。 ただ映らなくなるだけならまだマシです。本当に怖いのは「ショート(短絡)」です。
液晶ケーブルの中には、映像信号を送る線だけでなく、バックライトを点灯させるための「高電圧の電気」が流れている線も束ねられています。 ケーブルの被膜が破れて内部の線がむき出しになり、そこで断線が起きるとどうなるか。
映像信号の線と、高電圧の線が触れ合ってしまった瞬間…… 「バチッ!」
マザーボード上のチップやヒューズが焼き切れます。 こうなると、ケーブルを交換しても直りません。パソコンの心臓部であるマザーボードごとの交換が必要になり、修理費用が数万円〜十数万円に跳ね上がります。 最悪の場合、電気がストレージ(SSD/HDD)に流れてデータが消える可能性すらあります。
「チカチカするな」「角度によって消えるな」という症状は、「ショートする5秒前」のカウントダウンだと思ってください。
自分でできる「原因の切り分け」診断
修理に出す前に、本当にケーブルが原因なのか、それとも液晶パネルやパソコン本体が壊れているのか、自宅で簡単にチェックする方法があります。
【外部モニターテスト】 ご自宅にテレビや、デスクトップPC用のモニターはありますか? もしあれば、HDMIケーブルを使って、ノートパソコンとテレビを繋いでみてください。
- ノートパソコンの画面が「映らない(または乱れている)」状態にする。
- その状態で、テレビ側に映像が出ているか確認する。
結果A:テレビには正常に映っている おめでとうございます(?)。パソコンの頭脳やマザーボードは正常です。データも無事です。 原因は「液晶パネル」か「液晶ケーブル」のどちらか(9割方ケーブル)に絞られます。 この場合、修理すれば今まで通り使えます。
結果B:テレビにも映らない、またはテレビの映像も乱れる これは重症です。パソコンの映像を作り出す「グラフィック機能」や「マザーボード」が故障している可能性があります。 ケーブルの断線ではなく、もっと深い部分の故障ですので、至急詳細な診断が必要です。
「ヒンジの破損」が隠れていることも
「角度を変えると消える」症状のお客様のパソコンをお預かりすると、よくあるのが「ヒンジ(蝶番)の破損」です。
パソコンを開け閉めするとき、「パキッ」「ミシミシ」という音がしませんか? あるいは、画面の枠がパカパカと浮いていませんか?
経年劣化や落下の衝撃で、ヒンジを固定しているネジ受け(プラスチック部分)が砕けていることがあります。 ヒンジが壊れてグラグラになると、開閉のたびにケーブルが通常とは違う方向に引っ張られたり、金具に挟み込まれたりします。 その結果、ケーブルが切断されてしまうのです。
この場合、単にケーブルを変えるだけでは直りません(すぐにまた切れます)。 私たちプロの修理では、ケーブル交換と同時に、特殊な補修材を使ってヒンジをガチガチに固定・修復する作業も行います。
パソコン修理サービス 神戸三宮店の修理アプローチ
メーカー修理に「画面が映らない」と出すと、多くの場合「液晶ユニットごとの交換」や「上半身まるごと交換」と言われ、5万円〜8万円近い見積もりが来ることがあります。 メーカーは「細かい部品交換」よりも「ユニットごとの交換」を基本とするため、どうしても高額になりがちです。
しかし、私たち「パソコン修理サービス 神戸三宮店」は違います。
1. ピンポイントで「ケーブルだけ」を交換 私たちは、不具合の原因が「ケーブルの断線」であれば、そのケーブル1本だけを交換します。 使える液晶パネルやプラスチックカバーはそのまま再利用するため、メーカー修理の半額以下で直せるケースが多々あります。
2. 入手困難なパーツも探します 古い機種や海外モデルなど、部品が出回っていない場合でも、独自のルートで適合するケーブルを探し出します。
3. データはそのまま、保護を最優先 画面が映らないだけで、中身のデータは生きていることがほとんどです。 当店では、修理の過程でSSDやHDDを初期化することはありません。 修理完了後、電源を入れれば、そこには「いつものデスクトップ画面」が戻ってきます。面倒な設定やり直しは不要です。
応急処置として「やってはいけない」こと
修理に持っていくまでの間、どうしても使わなければならない時があるかもしれません。 その際の注意点をお伝えします。
NG行動1:叩く、揺らす 昔のテレビのように、叩けば直るものではありません。衝撃で断線が進行し、ショートのリスクが高まるだけです。絶対にやめてください。
NG行動2:頻繁な開閉 一度「映る角度」を見つけたら、もう二度と画面を動かさないでください。 閉じたり開いたりを繰り返すと、完全に切れます。 修理店に持ち込む際も、可能であれば開いたまま(あるいは緩衝材を挟んでそっと閉じて)運ぶくらいの慎重さが必要です。
NG行動3:電源を入れっぱなしで放置 接触不良の部分は熱を持ちやすくなっています。見ていない間に発煙するリスクもゼロではありません。使わない時は必ずシャットダウンしてください。
まとめ:その「角度調整」、もう終わりにしませんか?
ノートパソコンの画面が角度によって消える症状は、放置すればするほど状況が悪化する「進行性の故障」です。 今はコツを掴めば使えるかもしれませんが、明日には完全にブラックアウトしてしまうかもしれません。
「大事な会議のプレゼン中に画面が消えた」 「レポートの締め切り直前に映らなくなった」
そんな悲劇が起きる前に、ぜひ一度、パソコン修理サービス 神戸三宮店にご相談ください。 三宮駅からすぐの便利な立地で、お買い物ついでにお立ち寄りいただけます。
「この機種、ケーブル交換だといくらくらい?」 「ヒンジも壊れている気がするんだけど…」 といったご相談や、無料診断だけでも大歓迎です。
あの煩わしい「角度調整」から解放され、どの角度でもパッと綺麗に映る当たり前の快適さを取り戻しましょう。 皆様のパソコンライフを守るため、スタッフ一同全力でサポートいたします。





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