【三宮のパソコン修理】ノートパソコンの買い替え時期はいつ?「修理」で延命すべきか「新品」を買うべきか、プロが教える判断基準

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三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!

神戸の街も季節が巡り、三宮センター街を行き交う人々の服装も変わってきましたね。 私たちは日々、ここ三宮でパソコンの修理を行っていますが、カウンターで本当によく受ける相談があります。

「このパソコン、もう5年も使っているんだけど、直す価値ある?」 「最近動きが遅くて……。これって買い替え時ですか?」 「新品を買うか、今のを修理して使い続けるか、どっちが得なの?」

皆様、同じ悩みをお持ちです。 パソコンは決して安い買い物ではありません。冷蔵庫や洗濯機と同じように、一度買ったら長く使いたいものですが、家電と違って「動作が重くなる」「OSのサポートが終わる」といった寿命のサインが分かりにくいのが難点です。

早まって買い替えてしまえば、数万円~十数万円の出費が無駄になるかもしれません。逆に、限界を迎えたパソコンを無理に使い続ければ、ある日突然データが飛び、仕事や生活に大打撃を与えるリスクもあります。

今回は、修理のプロフェッショナルとしての視点から、「ノートパソコンの正しい買い替え時期」と、「買い替えるべきか、修理して延命すべきかの分岐点」について、忖度なしの本音コラムをお届けします。

この2000文字の記事を読み終える頃には、あなたの目の前にあるパソコンを「どうすべきか」、明確な答えが出ているはずです。

Windows10のサポートが終了しました

Windows10は、2025/10/14にサポートが終了しました。
このまま放置した場合、ウイルス感染する確率が高くなり、ソフトウェアが使用できなくなる可能性がございます。

詳しくは、LINEメールお電話でお気軽にご相談ください。

ノートパソコンの「寿命」は2種類ある

まず、「買い替え時」を知るために、パソコンの寿命について整理しましょう。実は寿命には2つの定義があります。

1. 物理的な寿命(故障寿命):約5年~7年 ハードディスク(HDD)やSSD、ファン、バッテリー、液晶モニターなどの部品が物理的に壊れるまでの期間です。特にHDDは平均3~4年、SSDは5年以上が目安と言われています。ただし、これはメンテナンス次第で大きく変わります。

2. 性能的な寿命(陳腐化):約3年~5年 「壊れてはいないけれど、時代についていけなくなる」期間です。Webサイトがリッチ(高機能)になり、OSの機能が増え、画質が良くなるにつれて、パソコンに求められる処理能力は年々上がっています。3年前は快適だったパソコンが、今はWebページを開くのに10秒かかる……というのは、この「性能寿命」が来ている証拠です。

一般的に、メーカーが想定している買い替えサイクルは「4年~5年」と言われています。 しかし、修理屋の肌感覚で言うと、適切なメンテナンス(SSD換装やメモリ増設)を行えば、「7年~8年」は現役の第一線で戦えるポテンシャルを持っている機種も多いです。

「即・買い替え」を検討すべき4つのサイン

では、具体的に「これはもう買い替えた方がいい」と私たちがアドバイスするケースをご紹介します。修理代をかけるよりも、新品を買った方が幸せになれるパターンです。

サイン1:OSのサポート期限が切れている(または直前) 最大の目安はWindowsのバージョンです。 Windows 10のサポート終了(2025年10月)問題は皆様ご存知かと思います。
もし、お使いのパソコンが「Windows 11の要件を満たしていない(アップグレードできない)」古い機種である場合、これは明確な買い替え時です。
無理やりWindows 11を入れる裏技もありますが、動作が不安定になるため、メイン機として使うのはおすすめしません。セキュリティのリスクを抱えてまで使い続けるメリットはないでしょう。

サイン2:CPUの世代が古すぎる パソコンの頭脳であるCPU。「Core i5」や「Core i7」という名前はご存知かと思いますが、重要なのはその後ろの数字(世代)です。 例えば「Core i5-6200U」なら第6世代、「Core i7-2600」なら第2世代です。 修理屋の基準として、「第7世代(2016~2017年頃)以前」のCPUを搭載しているノートパソコンは、どんなに修理しても最新のWebブラウジングや動画視聴で「もたつき」を感じることが多くなります。 基板(マザーボード)ごとの性能不足ですので、ここは潔く買い替えをおすすめします。

サイン3:修理費用が「新品価格の50%」を超える場合 例えば、マザーボードの故障や、液晶パネルと外装が大破している場合など、修理見積もりが6万円~8万円を超えるようなケースです。 最近は10万円前後でそこそこの性能の新品が買えます。修理に8万円出すなら、あと少し足して新品を買った方が、保証もついてスペックも上がり、バッテリーも新品になります。
修理代が新品価格の半分を超えるなら、買い替えが正解です。

サイン4:インターフェースが物理的に合わない 「USB Type-Cポートがないから充電器が不便」「Wi-Fiが遅い規格(Wi-Fi 4など)しか対応していない」「HDMI端子がない」 変換アダプタで凌ぐことはできますが、毎日使う道具としてストレスが溜まるなら、最新規格に対応したパソコンへの乗り換え時です。

修理・メンテナンスで復活するケース

逆に、「遅いから買い替えようかな」と思っているあなた。 ちょっと待ってください。そのパソコン、「ただの整備不良」かもしれません。 以下のような場合は、買い替えるよりも修理やカスタムをした方が、圧倒的にコスパ良く快適になります。

ケース1:HDD(ハードディスク)が使われている これが最も多いケースです。「パソコンが遅い」原因の9割は、記憶装置が旧式のHDDであることです。 CPUが比較的新しくても(第8世代以降など)、HDDが入っているだけでパソコンは亀のように遅くなります。 この場合、「SSDへの換装」を行うだけで、嘘のように爆速になります。 買い替えれば10万円コースですが、SSD換装ならその数分の一の費用で済み、新品パソコンと同等のレスポンスが手に入ります。これは「買い替え」ではなく「修理」を選ぶべき筆頭です。

ケース2:メモリ不足 「ブラウザのタブをたくさん開くと固まる」「ExcelとYouTubeを同時に開くと重い」 これはメモリ不足です。4GBしか搭載していないなら、8GBや16GBに増設するだけで劇的に改善します。数千円~1万円程度の投資で、あと2~3年は戦えるようになります。

ケース3:バッテリーの持ちが悪いだけ 「コンセントを抜くと10分で切れる」。これは故障ではなく、バッテリーという消耗品の寿命です。 パソコン本体の性能に不満がないなら、バッテリー交換だけでOKです。これだけで数万円の出費(買い替え)をするのはもったいないです。

ケース4:キーボードの一部が打てない・液晶が割れた これらは部分的な破損です。パソコンの頭脳(CPU)やデータは元気です。 特に、使い慣れたキーボード配置や、愛着のあるデザインの機種であれば、部品交換修理をして使い続ける価値は十分にあります。

「安い新品」より「直した中古」の方が高性能な罠

ここが非常に重要なポイントです。 「修理に3万円かかるなら、電気屋さんで5万円の新品パソコンを買うよ」 そう仰るお客様がいらっしゃいますが、私たちは全力で止めに入ることがあります。

なぜなら、「現在5万円で売られている新品ノートパソコン」の多くは、性能が極端に低い(CeleronやPentium、メモリ4GBなど)エントリーモデルだからです。 もし、今あなたが使っている壊れたパソコンが、数年前に15万円で買った「Core i7搭載モデル」だとしたらどうでしょう? それを直して使った方が、5万円の新品よりも圧倒的に高性能なのです。

「新品だから速い」とは限りません。 「腐っても鯛(高性能な旧型)」を修理してSSD化した方が、「安物の新品」よりも快適に使えるケースは山ほどあります。 安易な買い替えでグレードダウンしてしまい、「新品を買ったのに遅い!」と後悔しないよう、今のパソコンの「元々の格」を確認することが大切です。

買い替えに伴う「見えないコスト」を忘れないで

買い替えを決断する前に、もう一つ考えていただきたいのが「データ移行と設定の手間」です。

新しいパソコンを買うということは、以下の作業が待っているということです。

  • 初期設定(Microsoftアカウント、Wi-Fi設定など)
  • データの引っ越し(写真、ドキュメント、年賀状の住所録など)
  • ソフトのインストールとライセンス認証
  • プリンターの設定
  • メールの設定
  • お気に入りのサイトのログインし直し

これらを業者に頼むと、数万円かかります。自分でやるには休日が丸一日潰れる覚悟が必要です。 「今の環境そのまま」で使い続けたいなら、修理(特にクローン技術を使ったSSD換装)の方が、環境変化のストレスがなく、トータルのコスト(金銭+時間)は安く済むことが多いのです。

買い替えるなら、どんな時期・スペックが良い?

それでも「やはり買い替える!」と決断された方へ。 神戸三宮店から、失敗しない買い替えのアドバイスを送ります。

狙い目の時期

  • 春モデル発売直前(1月~2月): 旧モデルの在庫処分で安くなります。
  • 決算期(3月・9月): 家電量販店のセールが活発になります。
  • Amazonプライムデー・ブラックフライデー: ネット派ならここが最安値のチャンスです。

最低限確保すべきスペック(2025年基準) 今後5年使うつもりなら、以下のスペックは妥協しないでください。これ以下を買うと、2年後にまた「遅い」と悩むことになります。

  • CPU: Intel Core i5 または AMD Ryzen 5 以上
  • メモリ: 16GB 以上(8GBは今の標準ですが、数年後は不足します)
  • ストレージ: SSD 512GB 以上
  • 画面: フルHD(1920×1080)以上

パソコン修理サービス 神戸三宮店が「診断」でできること

「自分のパソコンが『直すべき名機』なのか、『捨てるべき骨董品』なのか分からない」 そんな時は、ぜひ当店にお持ち込みください。

私たちは修理屋ですが、無理に修理を勧めたりはしません。 お客様のパソコンのスペック、状態、そして用途(ネットを見るだけなのか、動画編集をするのか)をヒアリングし、 「これは修理代をかける価値がありますよ」 「これは修理してもすぐにOSの寿命が来るので、データ移行だけして買い替えましょう」 といった、お客様にとって一番損のない選択肢を正直に提示します。

当店でできるサポート

  • 無料診断: そもそも何が原因で遅いのか、修理いくらかかるのかを診断します。
  • SSD換装: 遅いパソコンを爆速に蘇らせます。データも環境もそのまま移行します。
  • 買い替え相談: もし買い替える場合、どんな機種が良いかのアドバイスも可能です。
  • データ移行代行: 新しいパソコンを買った後の、面倒なデータ引っ越しだけを請け負うことも可能です。

まとめ:悩んだら「プロのセカンドオピニオン」を

ノートパソコンの買い替え時期は、年数だけで決まるものではありません。 「あなたがそのパソコンを使っていて、ストレスを感じるかどうか」が一番の基準です。

ただ、そのストレスが「数万円の修理」で解消され、あと数年快適に使えるものなのか、それとも「買い替え」でしか解消できないものなのか。その見極めには専門知識が必要です。

神戸・三宮でパソコンの進退に迷ったら、お買い物ついでに当店へふらっとお立ち寄りください。 あなたの相棒(パソコン)の健康診断を行い、最適な未来を一緒に考えさせていただきます。

「修理してよかった!」「アドバイス通り買い替えて正解だった!」 どちらの結果になっても、お客様が笑顔になれるよう全力でサポートいたします。 皆様のご来店を心よりお待ちしております。

ご相談は、LINEメールお電話にて承っております。お気軽にご連絡ください!

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