【三宮のパソコン修理】ノートパソコンに飲み物をこぼした!電源は絶対に「入れるな」!緊急救命マニュアル

PCトラブル

三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!

神戸のオフィス街や、おしゃれなカフェで仕事をするスタイルが定着した今、ノートパソコンの横にコーヒーや紅茶、あるいはお水を置いて作業するのは日常的な光景になりました。

しかし、その「日常」は、たった一度の手の滑りで「悪夢」へと変わります。

「バシャーッ!」

カップが倒れ、キーボードの上に広がる液体。 その瞬間、頭の中が真っ白になり、心臓が早鐘を打ちますよね。 「どうしよう、データは?」「仕事の続きは?」「買ったばかりなのに!」

今、まさに飲み物をこぼしてしまい、震える手でスマートフォンを使ってこの記事に辿り着いたあなた。

まずは落ち着いてください。深呼吸をしましょう。
そして、このコラムに書かれていることを、一刻も早く実行してください。

水没トラブルは「時間との勝負」です。
そして何より重要なのは、「何をやるか」よりも「何をやってはいけないか」を知ることです。
間違った自己判断による処置が、本来なら助かるはずだったパソコンの息の根を止めてしまうケースを、私たちは嫌というほど見てきました。

今回は、ノートパソコンに飲み物をこぼした際の「正しい初動対応」と、絶対にやってはいけない「NG行動」、そしてプロが行う「洗浄修理」の裏側まで、余すことなくお伝えします。

Windows10のサポートが終了しました

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【最優先】今すぐ行うべき緊急処置の3ステップ

記事を読んでいる場合ではありませんが、ここだけは読んで即座に行動してください。1秒の遅れが命取りになります。

1. 強制的に電源を切る(シャットダウン)

「ファイルを保存してから…」「終了オプションを選んで…」 そんな悠長なことは言っていられません。液体が内部に入り込み、通電している基板に触れた瞬間、ショートして再起不能になります。 

電源ボタンを「ブチッ」と切れるまで長押し(5秒~10秒以上)してください。 Windowsが正常に終了しなくても構いません。

ハードウェアが焼けるより、作業中のファイルが1つ消える方がマシです。画面が真っ暗になるまで押し続けてください。

2. すべてのケーブルと周辺機器を抜く

ACアダプター(充電器)を即座に抜いてください。

電気が流れ続けていることが一番の毒です。 マウス、USBメモリ、外付けHDD、イヤホンなど、繋がっているものは全て外します。

もし、昔のモデルのようにバッテリーが簡単に取り外せるタイプであれば、バッテリーも外してください。(最近の薄型モデルは内蔵式で外せないものが多いので、その場合は無理をしなくて大丈夫です)

3. 水分を拭き取り、パソコンを「への字」にする

表面に見えている水分を、タオルやティッシュで素早く拭き取ります。

その後、ノートパソコンを全開に開き、キーボード面を下にして、タオルを敷いた机の上に**「への字(逆Vの字)」**になるように伏せて置きます。

これは、重力を利用して、液体がマザーボード(メイン基板)の奥深くまで浸透するのを防ぎ、キーボード側へ排出させるためです。


ここまでの処置が終わったら、まずは一安心です。 しかし、ここからが本当の戦いです。多くの人がここで致命的なミスを犯します。

絶対にやってはいけない「3つのNG行動」

焦っていると、ネット上の不確かな情報や、「なんとなく良さそう」な思いつきで行動してしまいがちですが、以下の3つは「パソコンへのトドメ」になります。絶対にやらないでください。

NGその1:ドライヤーの「温風」で乾かす

「乾かせばいいんだろ?」と思ってドライヤーの熱風を当てる方がいますが、これは自殺行為です。 ノートパソコンのキーボードや内部パーツは、熱に弱いプラスチックやフィルムでできています。ドライヤーの熱でキーが変形したり、溶けてしまったりすることがあります。

また、風圧で液体をパソコンの奥底(まだ濡れていなかった無事な部分)へ押し込んでしまい、被害を拡大させる恐れもあります。

NGその2:お米の中に埋める

「水没したスマホを米びつに入れると復活する」という都市伝説がありますが、パソコンでは絶対にやめてください。

お米の粉塵や細かいゴミが、濡れた内部に入り込み、USBポートやファンの隙間に詰まります。水分と混ざって糊のようになり、ショートの原因やカビの温床になります。効果が薄いどころか、有害です。

NGその3:電源が入るか確認する(最悪の行為)

これが最も多く、そして最も悔やまれるミスです。 数時間置いて、「表面が乾いたから大丈夫かな?」と思って電源ボタンを押してしまう。 

これをやった瞬間に、パソコンが死ぬケースが一番多いです。

表面が乾いていても、キーボードの裏側や基板の隙間には、水分がたっぷりと残っています。

そこで電気を通すと、水が電気の通り道となり、本来電気が流れてはいけない場所に高圧電流が走り、チップが焼き切れます(ショート)。

「バチッ」という音や、焦げ臭い匂いがしたら、もう手遅れです。 最低でも丸2日、できれば3日以上は絶対に電源を入れてはいけません。

「水」と「ジュース・コーヒー」では生存率が違う

こぼした液体が何かによって、その後の腐食スピードと修理難易度が変わります。

水(真水)の場合 不純物が少ないため、即座に乾燥させれば復活する可能性は比較的高いです。しかし、水道水に含まれるカルキやミネラル分が乾いた後に残り、それが金属を腐食させるため、油断はできません。

コーヒー・紅茶(糖分なし)の場合 お茶やコーヒーに含まれる成分が、乾燥後に茶色いシミとなって基板に付着します。これが電気を通したり、絶縁させたりして不具合を起こします。

ジュース・清涼飲料水・お酒・カフェラテの場合 これらは「最悪」です。 糖分や塩分が含まれている液体は、電気を通しやすく、ショートのリスクが跳ね上がります。

さらに、乾くとベタベタした粘着物が残り、キーボードが押せなくなったり、基板上でカビが発生したりします。

糖分は腐食(サビ)の進行を猛烈に早めます。こぼして数時間で基板が緑色に錆びてしまうこともあります。

なぜ「乾いて動いた」としても修理が必要なのか?

「こぼしたけど、乾かしたら普通に使えたよ!ラッキー!」 そう思って使い続けている方。

残念ながら、それは「時限爆弾」を抱えているのと同じです。

液体が蒸発した後、基板には不純物(ミネラルや糖分)が残留します。

パソコンを使っていると、内部は熱を持ちます。湿気と熱、そして電流。

この条件が揃うと、残留物が化学反応を起こし、「電食」という現象が発生します。

これは、金属部分が溶け出して、本来繋がっていない回路同士を勝手に繋げてしまう現象です。 「1週間は使えていたのに、ある日突然起動しなくなった」 「キーボードが勝手に連打されるようになった」 というのは、この腐食が時間をかけて進行した結果です。

一度内部に入った液体汚れは、分解して特殊な洗浄液で洗い流さない限り、自然になくなることはありません。

だからこそ、動いていてもプロによる診断と洗浄が必要なのです。

プロの現場で行う「水没修理」のリアル

私たち「パソコン修理サービス 神戸三宮店」に水没パソコンが持ち込まれた時、どのような処置を行うかご紹介します。乾燥剤と一緒に置いておくだけ、なんてことはしません。

1. 完全分解と被害状況の確認 裏蓋を開け、バッテリー、マザーボード、キーボード、ファンなど、全てのパーツをバラバラに分解します。

2. マザーボードの洗浄 腐食や汚れが見られる場合、マザーボードを丸洗いします。
手洗いでは届かないチップの下の隙間に入り込んだ糖分や不純物まで、徹底的に除去します。

3. 徹底乾燥と薬品による防錆処理 洗浄後は、完全に水分を飛ばします。

4. キーボードの交換判断 キーボードは構造上、内部に入った液体を完全に拭き取るのが不可能です(シートが何層にも重なっているため)。糖分が入ってベタつく場合や、入力不良がある場合は、洗浄ではなく部品交換を行います。

データは助かるのか?

皆様が一番心配されるのはデータだと思います。 朗報があります。水没故障の場合、データが保存されている「SSD」や「HDD」は無事である確率が非常に高いです。

SSDやHDDは密閉性が高く、またマザーボード上のショートの影響を受けにくい場所に配置されていることが多いからです。 たとえパソコン本体(マザーボード)がショートして復旧不可能だったとしても、記憶装置だけを取り出して、データを取り出すことは可能です。

メーカー修理に出すと「メイン基板交換・データ初期化」と言われてしまうような状態でも、当店なら「データ救出」だけを行うこともできます。

神戸三宮店なら、諦める前にできることがある

「コーヒーをこぼした自分が悪い…」と落ち込む前に、まずは当店にご連絡ください。

スピードが命です 水没修理は、こぼしてから修理に着手するまでの時間が早ければ早いほど、復旧率が上がります。錆びは待ってくれません。 三宮駅からすぐの立地ですので、こぼしたその足でお持ち込みいただくのがベストです。タオルに包んで、逆さまにしたままお持ちください。

他店で断られたものも歓迎 水没修理は手間がかかるため、他店では断られることもあります。
私たちは高い技術力と専用機材で、最後まで諦めずに復旧に挑みます。

まとめ

ノートパソコンに飲み物をこぼしてしまった時の対処法、ご理解いただけましたでしょうか。

  1. 即強制シャットダウン
  2. 逆さまにして排水
  3. 絶対に電源を入れずに修理店へ

この3つさえ守っていただければ、最悪の事態は防げます。 一番怖いのは、焦って電源を入れてしまうことと、「乾いたから大丈夫」という過信です。

大切な仕事のデータ、思い出の写真、そして愛着のあるパソコンを守るために。 もしもの時は、自己流の解決策に頼らず、プロの技術を頼ってください。

「パソコン修理サービス 神戸三宮店」は、皆様の「しまった!」というピンチに、最短・最善の解決策で応えます。 水濡れトラブルでお困りの際は、一刻も早くご相談ください。スタッフ一同、全力でサポートいたします。

ご相談は、LINEメールお電話にて承っております。お気軽にご連絡ください!

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