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4K(3840×2160など)のモニターを導入したけれど、パソコンの設定を見ると「30 Hz」が上限になっていて、「なんだか画面がもっさりする」「マウスがカクカクする」
そんな悩みを抱えている人は意外に多いです。
「4Kなのに30Hzしか出せない」原因はさまざまで、それを理解し対処できれば、本来の快適表示へ戻すことが可能です。
本記事では、なぜ4Kモニターで30Hzしか選べないのか、その技術的背景、発生しやすいパターン、対策、さらに神戸三宮で相談できる当店についてもご紹介したいと思います。
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30Hz表示という制限の意味
“Hz” は “ヘルツ”、すなわちモニターが画面を更新する回数(1秒間あたり何回描画するか)を表します。
一般的に、60Hz 程度以上でないとカーソルの動きや映像の滑らかさが不足を感じやすくなります。
30Hzでは、1秒間にたった30回しか描画できないため、動きがぎこちなく感じることが多いです。
4Kモニターが「対応可能」だからといって、必ずしも60Hz以上が出るわけではありません。
ここにはケーブル・出力端子・グラフィック性能・設定の制限など、複数の要因が絡んでいます。
なぜ30Hzしか出ない?主な原因と背景
以下は、4Kモニターが30Hz止まりになってしまう主な技術的な原因です。
ケーブル・インターフェースの制限
- HDMIのバージョン制限
古い HDMI 規格(HDMI 1.4 など)では、4K解像度を扱えるものの、帯域(データ転送能力)が限られており、60Hz の映像を伝送できないものがあります。 - その場合、モニターとパソコンともに4K対応でも、ケーブル側がネックになって 30Hz 止まりになることがあります。
- あるユーザーは、「4K @ 30Hz は HDMI ケーブルのせい」だったと体験報告しており、後に DisplayPort ケーブルに替えて 60Hz が出たという例があります。
- モニター側入力ポートの仕様
モニター側で複数の HDMI 入力があり、「HDMI 1 が旧規格(1.4 相当)」で、「HDMI 2 が新規格(HDMI 2.0 以上)」になっている製品もあります。 - この場合、誤って HDMI1 に接続して、30Hz 制限が適用されてしまうこともあります。
フォーラムで「HDMI1 は 30Hz まで、HDMI2 なら 60Hz が出る」といった報告も複数見られます。 - DisplayPort/USB-C/変換アダプタの制限
DisplayPort 規格や USB-C 経由で映像出力する場合、若干複雑な制限が関わることがあります。
例えば、ケーブルが DisplayPort のバージョン要件を満たしていない、変換アダプタが帯域制限をしている、といったことが起き得ます。
グラフィック(GPU/映像出力)の制限
- 出力ポート仕様が 60Hz をサポートしていない
ノートPCやマザーボード内蔵グラフィクスなどでは、HDMI 出力ポートが古い規格しか対応しておらず、4K 60Hz に対応しない設計になっていることがあります。
あるユーザーは、ノートPC から外付け 4K モニタへの出力で、「30Hz しか選べない」と報告しており、そのノートの HDMI 出力が古い仕様であったことが原因とされていました。 - グラフィックドライバや設定の制限
ドライバが古かったり、設定が正しく認識できていないと、60Hz 表示がオプションに出ていないことがあります。
また、OS のディスプレイ設定画面で、出力可能なリフレッシュレート選択肢が 30Hz までしか出ないというケースも報告されています。
設定・認識の問題・互換性
- 設定が 60Hz を非表示にしている
Windows の「ディスプレイの詳細設定」などで、モニター側リフレッシュレートが下限に固定されていたり、60Hz の選択が無効化されているケースもあります。 - モニター認識の不整合
モニターが正しく EDID(モニターが自身のスペックを伝える情報)を送れていない、あるいはドライバに誤認識されていることもあり、パソコン側が「60Hz 出せるモニター」として認識できず 30Hz に制限していることがあります。AskUbuntu などでも HDMI バージョンの見直しで 60Hz が使えるようになったという事例があります。
体感上の違いとなぜ “30Hz 問題” は目立つのか
30Hz と 60Hz の違いは、日常操作や画面スクロール、マウス操作での「滑らかさ」に顕著に現れます。
- マウスを動かすと遅延感があり「もたつき」を感じる
- ウィンドウ移動やスクロールがカクつく
- アニメーション表示や映像の動きがぎこちなくなる
こうした体感は、多くのユーザーが「30Hz は実用上厳しい」と感じる理由です。
実際、ネット上でも「30Hz は体感で使いづらい」「カーソルが鈍く感じられる」との投稿が複数あります。
どうすれば 60Hz 表示を実現できるか?対処法一覧
以下は、4Kモニターで 60Hz 表示を実現するためのステップです。
ケーブル・端子を見直す
- HDMI ケーブルの仕様を確認し、HDMI 2.0 以上対応のケーブルを使用する
- モニターの HDMI 入力ポートが複数あれば、HDMI 2 のような 60Hz 対応ポートに挿す
- DisplayPort や USB-C 映像出力方式を使ってみる
- 変換アダプタ(例:USB-C → HDMI 変換)を使用している場合は、高品質・高帯域対応のものに換える
グラフィック出力を確認・変更
- GPU の仕様を確認し、「4K 60Hz 出力対応」ポートかどうかをチェック
- ドライバを最新版に更新する
- OS の「ディスプレイ設定」→「詳細ディスプレイ設定」→「リフレッシュレート」を 60Hz にできるか確認する
- 必要なら、モニター解像度を 3840×2160 にし、スケーリングや拡張設定も見直す
モニター側設定を確認する
- モニターの OSD(オンスクリーンメニュー)で、「入力モード/HDMIモード」や「PCモード」などの設定項目があれば、4K 60Hz 対応モードに切り替える
- モニターのファームウェア更新が可能なら、最新版に更新しておく
他の要因を排除する
- ケーブル長が極端に長すぎると信号劣化することもある
- 他のポートや機器(USBハブやドッキングステーションなど)を介して接続している場合、直接接続に切り替えてみる
- 二重出力やマルチモニタ設定などの構成を一旦シンプルにして、60Hz 出るか試してみる
それでも直らないときは?
もし上記のすべてを試しても 30Hz しか出ない、または 60Hz に設定してもすぐ戻ってしまう場合、以下のような原因が考えられます。
- GPU ポートの故障や不具合
- モニター本体の故障(入力回路の不具合など)
- PC 側 BIOS/ファームウェアの制限
- 出力回路や変換回路の設計上の制限
こうしたケースでは、専門業者による診断が必要となります。
神戸三宮で相談するなら?
4Kモニターが本来の性能を発揮できず悩んでいる方は、まず パソコン修理サービス 神戸三宮店 にご相談ください。
- 接続ケーブルやポートのチェック
- GPU/出力仕様の診断
- モニターと PC 間の相性テスト
- 高帯域ケーブル提案・交換支援
- モニターファームウェア更新支援
- 適切な接続方式に切り替えるアドバイス
実際、当店で確認したお客様の中には、「HDMIポートを変えただけで 30Hz → 60Hz に改善した」という事例もあります。
まとめ
4Kモニターが 30Hz しか出ないという問題は、単にモニターが悪いわけではなく、ケーブル・端子・出力仕様・設定など複数の要因が絡み合って起きることが多いです。
適切なケーブル選び、接続方式、ドライバ・設定の見直しで、多くは 60Hz 表示に戻せます。ただし、機器の故障や仕様制限が深刻なケースもあり、そうしたときは専門家の力を借りる必要があります。
4Kモニター本来の滑らかさと性能を取り戻したいなら、
一人で悩まず パソコン修理サービス 神戸三宮店 に相談し、最適な構成と調整で快適な表示環境を取り戻してください。
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