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「しまった!」――パソコン作業中にうっかりジュースを倒し、キーボードや本体に液体が流れ込む…
誰しも一度は冷や汗をかいたことがあるのではないでしょうか。
ノートパソコンやデスクトップ問わず、飲み物をこぼしたときの被害は想像以上に大きく、単純に拭き取るだけでは解決しません。
ジュースなどの糖分を含んだ液体は水よりも厄介で、乾燥後にベタつきや腐食を引き起こし、時間が経つほど修理が難しくなるのです。
この記事では、PCにジュースをこぼしたときに起こること、応急処置の手順、そして復旧の現実について詳しく解説します。
ジュースをこぼしたときに起こること

回路のショート
液体が基板や回路に触れると、通電している部分がショートを起こし、電源が落ちたり、内部パーツを破壊する危険性があります。
水であれば揮発後に多少マシになることもありますが、ジュースは糖分や酸を含むため、ショートした部分が焦げ付き、さらに被害が拡大することがあります。
腐食とサビ
乾燥した後でも安心できません。
ジュースは成分が残りやすく、基板や端子部分に付着した糖分や酸が酸化・腐食を進行させ、時間が経ってから「突然起動しなくなる」ケースが少なくありません。
キーボードの故障
ノートPCでは特に顕著です。
キーの下にジュースが入り込むとベタつき、キーが沈んだまま戻らなかったり、複数キーが連打されるような誤作動を起こします。
内部ファンや冷却機構のトラブル
液体がファンに到達すると、羽根に糖分がこびりつき回転不良を起こします。
冷却性能が落ちれば、後々「熱暴走」や「部品寿命の短縮」に直結します。
こぼした直後にやるべきこと

- すぐに電源を切る
電源ボタンを長押しして強制終了。電源ケーブルも抜き、ノートなら外せる場合は、バッテリーも外す。
通電中が一番危険です。 - 逆さまにする
液体が基板まで浸透しないよう、ノートならキーボード面を下にして逆さまに置きます。 - 拭き取り・吸収
表面の液体をペーパータオルや布で吸い取ります。擦るのではなく「押し当てて吸う」が基本。 - 自然乾燥 or 分解乾燥
自分で可能ならカバーを開けて乾燥。
ただし分解に慣れていない人は無理に外すと逆に故障の原因になります。 - 絶対にやってはいけないこと
- ドライヤーの熱風を直接当てる(熱で部品を変形させる危険がある)
- そのまま電源を入れて試す(ショートを招く可能性大)
- 「時間が経てば自然に直る」と放置する(腐食が進行する)
修理でどこまで戻せるか
ジュースをこぼしたPCは、応急処置だけでは完全に安全とは言えません。
内部に糖分や酸が残れば、見えない場所で腐食が進み、数週間〜数か月後に不具合が表面化することが多いのです。
- 軽度の場合
キーボード交換で済むケース - 中度の場合
基板清掃やパーツ交換で復旧可能 - 重度の場合
マザーボード全体が腐食し、修理費用が新品購入並みにかかる
重要なデータが入っている場合は、HDDやSSDの救出を優先することもあります。
ストレージは比較的液体の影響を受けにくいため、データ取り出しができる可能性は高いです。
なぜ「ジュース」が一番厄介なのか
水やお茶と違い、ジュースには 糖分・酸・色素 が含まれています。
- 糖分 → 乾いた後もベタつき、キーの誤作動や基板の接点不良を招く
- 酸 → 金属部品の腐食を進行させる
- 色素 → シミや固着が残りやすい
実際に修理現場でも「水ならまだ復旧できるが、ジュースは復旧率が下がる」と言われるほどです。
神戸三宮で相談できる修理サポート
「ジュースをこぼしてPCが動かない」「電源は入るけど挙動がおかしい」「大事なデータだけでも救出したい」
そんなときは パソコン修理サービス 神戸三宮店 にご相談ください。
当店のサポート内容
- 液体侵入の診断(腐食・ショート箇所の特定)
- キーボード交換や基板クリーニング
- データ救出(HDD/SSDからの抽出)
- 内部洗浄と部品交換による延命措置
「こぼしてしまった瞬間にどう行動するか」で復旧率は大きく変わります。慌てて電源を入れ直す前に、専門店にご相談いただくことが一番安全です。
まとめ
- ジュースをPCにこぼすと、ショート・腐食・誤作動のリスクが高い
- 応急処置は「電源オフ」「逆さま」「吸収乾燥」が基本
- ジュースは糖分や酸が残るため、水より復旧が難しい
- 放置すると時間差で故障が進行するため、早めに修理相談が必要
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