三ノ宮から徒歩2分のパソコン修理店「パソコン修理サービス」です!
ExcelやAccessを業務で使っている方にとって、VBA(Visual Basic for Applications) は欠かせない存在です。
自動処理、マクロ、業務効率化など、日々の仕事を支える大黒柱といっても過言ではありません。
しかし近年、ユーザーから「VBAが急に動かなくなった」「マクロがエラーを出して起動しない」という声が増えてきました。
これは単なる不具合なのか、それともMicrosoftがVBAを切り捨てようとしている兆しなのでしょうか?
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VBAが「急に」動かなくなる原因
実際に現場でよくあるのは、以下のようなパターンです。
- Windows Updateの影響
→ セキュリティ更新により、VBAで利用していた古いライブラリがブロックされる。 - Officeのバージョン違い
→ 旧バージョンのExcelで動いていたコードが、Office 365やOffice 2021では互換性エラーになる。 - セキュリティポリシー強化
→ 2022年以降、Microsoftは「インターネットからダウンロードしたマクロは既定で無効化」する方針を取っており、知らないうちにマクロが動かなくなったという事例が急増。 - ウイルス対策ソフトの干渉
→ VBAの自動処理を「不審な動作」と誤検知し、実行を阻害するケース。
つまり「急に」ではなく、環境の変化によって制限がかかった というのが実際のところです。
Microsoftの方針とVBAの今後
気になるのは「MicrosoftはVBAをやめるのか?」という点です。
現時点では完全廃止のアナウンスは出ていませんが、徐々に代替技術(Office ScriptsやPower Automate)へ移行させようとしているのは明らかです。
- クラウド時代の自動化はOffice Scriptsへ
- 複雑な業務フローはPower Automateへ
- セキュリティリスクの高いVBAは制限強化へ
こうした流れの中で、VBAは「まだ使えるけれど、将来を考えると学び直しが必要」という位置づけになっています。
解決策と対応方法

では、今すぐ困っている人はどうすれば良いのでしょうか?
- セキュリティ設定を確認
- 「ファイル→オプション→セキュリティセンター」からマクロの有効化設定を見直す。
- 信頼できるフォルダに格納することで実行できる場合もある。
- 参照ライブラリをチェック
- VBAエディタ(Alt+F11)で「ツール→参照設定」を開き、欠落(MISSING)がないか確認。
- 動かなくなる前のOfficeバージョンへダウングレードする
- これで直ることが多いですが、セキュリティなどで不安が残ります。
- コードを書き換える
- 古い関数(例:SendKeysや古いAPI呼び出し)は動作しないことがあるため、代替関数を検討する。
- クラウド移行を検討
- 長期的には、VBAを前提とせず、Office ScriptsやPower Automateを視野に入れることが望ましい。
VBAがもたらした功績とこれから
VBAは1990年代から存在し、数え切れないほどの業務効率化を実現してきました。
会計処理、在庫管理、営業日報…多くの中小企業では、VBAがなければ日常業務が回らないという現実もあります。
一方で、その柔軟さゆえに「ブラックボックス化」「担当者しかわからない業務システム」になることも少なくありませんでした。
今、私たちが直面している「VBAが動かない問題」は、単なる不具合ではなく、
業務の基盤をどう再構築していくか という問いかけでもあるのです。
まとめ
- VBAはまだ使えるが、制限は強化されている
- 「急に動かない」原因はアップデートやセキュリティ設定の変更
- 短期的には設定見直しやコード修正で対応可能
- 長期的にはOffice ScriptsやPower Automateへの移行が必要
そして何より、パソコンが不安定になったり、VBAが動かなくなった原因が不明なときは、専門家の助けが必要です。
サポートのご案内
三ノ宮エリアで「VBAが急に動かなくなった」「Officeの動作がおかしい」とお困りの方は、
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