神戸三宮でパソコン修理を営んでいる「パソコン修理サービス 神戸三宮店」です。
最近、多くのお客様からパソコンの動作が遅くなった、不要なソフトを削除したいといったご相談をいただいております。
特に最近、「不要なソフトをアンインストールするソフトを使ってみたいけど、安全なの?」というご質問を多くいただくようになりました。
アンインストールツールは便利な一方で、使い方を間違えると思わぬトラブルを引き起こすこともあります。今回は、これらのツールについて詳しく解説し、安全に活用するための知識をお伝えします。
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アンインストールツールとは?

通常、Windowsでソフトウェアをアンインストールする場合、「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」から行いますが、この方法では完全に削除できないことがあります。
完全に削除できないまま放置してしまうと、ゴミファイルが溜まってしまいます。
アンインストールツールとは、従来の方法では完全に削除できない不要なソフトウェアを、より徹底的に削除するための専用ツールです。
レジストリの掃除や残存ファイルの検出・削除など、通常のアンインストール方法では行われない処理も実行します。
アンインストールツールのメリット

徹底的な削除が可能

通常のアンインストール方法では、レジストリやシステムフォルダに残存ファイルが残ってしまうことがあります。
アンインストールツールを使用すると、これらの残存ファイルも含めて徹底的に削除することができます。
複数のプログラムを一括アンインストール
多くのアンインストールツールは、複数のプログラムを選択して一括でアンインストールする機能を持っています。
多数のソフトウェアを整理したい場合に非常に便利です。
残存データの検出と削除
通常のアンインストール後に残ってしまうレジストリエントリやファイルを検出し、削除することができます。
これにより、システムの不要な負荷を減らし、パソコンのパフォーマンスを向上させる効果が期待できます。
強制アンインストール機能
通常の方法ではアンインストールできない問題のあるプログラムでも、強制的に削除できる機能を持つツールが多いです。
アンインストールに失敗したソフトウェアの残骸を削除する際に特に役立ちます。
また、迷惑ソフトを削除する際にも使えます。
アンインストールツールのデメリット・リスク

必要なファイルまで削除してしまう危険性
アンインストールツールは非常に強力なため、誤って必要なファイルを削除してしまう可能性があります。
ソフトで使用していたファイルや、作成ファイルが誤って削除される可能性があります。
特に「強力な削除」や「強制アンインストール」などの機能を使用する際は注意が必要です。
システムの安定性に影響を与える可能性

重要なシステムファイルや他のプログラムと共有しているファイルを誤って削除してしまうと、システムの安定性に影響を与え、エラーや不具合の原因となることがあります。
特に、インストールした際に登録したレジストリはアンインストール時に、あえて削除しないよう配慮しているソフトがあります。
「他のソフトも共通で使っているレジストリ」だから消していない可能性があります。
危険なツールに偽装した詐欺ソフト

残念ながら、アンインストールツールを装った詐欺ソフトも存在します。
これらは無料でダウンロードできるように見せかけながら、実際にはマルウェアをインストールしたり、問題を検出して修正するために有料版へのアップグレードを促したりします。
プライバシーリスク

一部のアンインストールツール、特に無料のものは、ユーザーの同意なくデータを収集したり、広告を表示したりすることがあります。
これがプライバシーやセキュリティの懸念を引き起こす可能性があります。
安全にアンインストールツールを使用するための注意点
信頼できる公式サイトからダウンロードする
アンインストールツールをダウンロードする際は、必ず公式サイトまたは信頼できるソフトウェア配布サイト(窓の杜、Vector等)からダウンロードしましょう。
不明なサイトや広告からのダウンロードは避けてください。
ツールの評判やレビューを確認する
使用する前に、そのツールの評判やユーザーレビューを確認することをおすすめします。
長い歴史があり、ユーザーからの評価が高いツールを選ぶことで、リスクを減らすことができます。
システムの復元ポイントを作成する
アンインストールツールを使用する前に、システムの復元ポイントを作成しておくことで、万が一問題が発生した場合に元の状態に戻すことができます。
不明なプログラムの削除は慎重に
システムファイルや重要なプログラムを誤って削除しないよう、よく知らないプログラムをアンインストールする際は特に注意が必要です。
不明な場合は、事前にそのプログラムの役割を調査しましょう。
セキュリティソフトと共存できるかを確認
一部のアンインストールツールは、セキュリティソフトと競合する可能性があります。
使用前にセキュリティソフトとの互換性を確認し、必要に応じてセキュリティソフトの保護機能を一時的に無効にすることも検討しましょう。
不要なアプリ・フリーソフトをアンインストールするべき理由
不要なアプリやフリーソフトが残っていると、以下のような問題が発生する可能性があります。
- パソコンの起動や動作が遅くなる
不要なソフトがバックグラウンドで起動していると、メモリやCPUリソースを消費し、全体的なパフォーマンスが低下します。 - ストレージ容量の圧迫
使っていないソフトウェアがディスク領域を占有し、空き容量が減少します。 - セキュリティリスクの増加
更新されていない古いソフトウェアやサポート終了したソフトウェアは、セキュリティホールとなりウイルス感染のリスクを高めます。
アンインストールするべき代表的なソフトウェア
以下のようなソフトウェアは、アンインストールを検討するべきです。
不要なツールバーやアドウェア
ブラウザに追加されるツールバーやアドウェアは、広告表示やデータ収集を行い、パソコンの動作を遅くする原因となることがあります。
Driver Updater系ソフト
「ドライバアップデートツール」と称するソフトの多くは、必要のないドライバ更新を促したり、有料版へのアップグレードを勧めたりします。Windows Updateや各メーカーの公式サイトからドライバをアップデートする方が安全です。
古い圧縮・解凍ソフト(古いWinRAR、WinZIPなど)
Windows 10以降は標準の圧縮・解凍機能が充実しています。
また、無料の7-Zipなど、より軽量で高機能なツールが利用可能です。
Adobe Flash Player
2020年12月31日にサポートが終了しました。セキュリティリスクが高まるため、インストールされている場合は削除すべきです。
アンインストールツールを使う場合の最適な手順
- 事前準備
システムの復元ポイントを作成し、重要なデータをバックアップします。 - 信頼できるツールを選ぶ
前述の信頼できるアンインストールツールから選択します。 - アンインストールしたいプログラムを特定
削除したいプログラムをリストから選び、詳細情報を確認します。 - 適切なアンインストールモードを選択
初めての方は「安全」または「標準」モードから始めることをお勧めします。 - アンインストール実行と残存データの確認
アンインストール処理後、ツールが検出した残存データを確認し、削除するかどうかを判断します。 - 再起動
処理が完了したら、コンピュータを再起動して変更を適用します。
アンインストールツールは正しく使えば強力な味方
不要なソフトウェアをアンインストールするツールは、正しく使用すれば非常に便利で強力なツールです。しかし、その強力さゆえに、誤った使い方をすると思わぬトラブルを招く可能性もあります。
また、定期的なメンテナンスを行うことで、パソコンの動作を最適な状態に保つことができます。不要なソフトウェアの蓄積を防ぎ、定期的なクリーンアップを心がけることをおすすめします。
お客様のパソコンの調子が悪い、不要なソフトの削除方法がわからないなど、お困りごとがございましたら、いつでもお気軽に「パソコン修理サービス 神戸三宮店」までご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のパソコンの問題解決をサポートいたします。
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